前回カーモデル編の一回目として乗用車を制作しましたが、今回はレーシングカーを制作してみたいと思います。制作するうえでのポイントは美しいツヤのボディ塗装は乗用車と共通するところですが、レーシングカーには大小さまざまなデカールを数多く貼る必要があります。エアーインテークの間など凹凸のある場所にも細かくデカールを貼る必要があったりと丁寧で正確なデカール貼り作業が仕上がりに大きく影響します。またボディの形状も乗用車に比べるとかなり複雑でその分塗装や研ぎ出しの作業は更に注意深く行う必要があります。

●今回制作するキットはタミヤ1/24スケールのカルソニックIMPUL GT-R(35)です。鮮やかなブルーのボディ色が映えますが同シリーズの前作ザナヴィ ニスモ GT-Rに比べるとボディは単色ですのでその分塗装、デカール貼りはやり易いと思います。

●同じくタミヤから発売されているデティールアップ用パーツも使用してみます。シートベルト用のパーツも含まれておりお手頃な値段の割には使用の効果も大きいと思います。

●まず説明書の指示に従い足回りから組み立てていきます。細かい部品はランナーに付けたまま塗装すると作業し易いです。ブレーキローターの部分には後でエッチングパーツを使用しますがうっかりその部分まで塗装してしまいました。

●A34と35部品の塗り分けは最初イエローグリーンを塗装して乾燥後マスキングゾルを使いマスクをしました。その後裏のセミグロスブラックを塗装します。この部品をシャーシに接着した後でフロントアップライトを取り付けることができますので接着してその後一緒にシャーシごとセミグロスブラックで塗装しました。

●後部のイエローグリーンの塗り分けはマスキングテープで塗り分けました。

●ブレーキローターの部分には別売りのエッチングパーツが用意されています。ナイフで切り離します。

●切り離した跡は細かい目の金属加工用ヤスリやダイヤモンドヤスリ(100円ショップでも買えます)で整形します。

●エッチングパーツを接着しデカールを貼りました。

●シャーシに取り付けます。

●ボディ塗装にはかなりの時間がかかります。シャーシ、コクピットの制作と平行して進めていきます。ボディに付く部品は色がバラバラにならないよう塗装前にボディに取り付けしておくことが理想です。しかしA16とA17部品は最初にボディに接着して支障ないようですがF11-13とF3-10部品は最初に接着してしまうとこの部品の裏のセミグロスブラックが塗りにくいのでこの部品は別に塗装することにします。


●このようにうっすらとボディにはパーティングライン(部品の製造過程で出来るライン)が出ています。

●このラインは実車にはありませんので1000番ほどの目の細かいペーパーで削り取ります。

●削りカスや手の油を取るためボディを中性洗剤とスポンジでよく洗います。水をタオルで簡単に拭き取りそのまま自然乾燥させます。
次回に続きます。
カルソニックIMPUL GT-Rの制作2
カルソニックIMPUL GT-Rの制作3
カルソニックIMPUL GT-Rの制作4
カルソニックIMPUL GT-Rの制作5
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