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チョー初心者のためのプラモ講座 2013年08月
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チョー初心者のためのプラモ講座
プラモデルの選び方、プラモデルの作り方、塗装のコツ

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まさき

Author:まさき
プラモデルサイト「ネコでも作れるプラモデル」の管理人。
車、戦車、カンプラなどジャンルを問わず作る「なんでも屋モデラー」です。ジオラマ作りも大好きです。

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10式戦車を作る4
今回は迷彩塗装にとりかかります。

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●第二次大戦中のドイツ戦車などは片側から撮った写真しか存在せず、他の面の迷彩パターンは想像するしかないという場合もありますが、10式戦車は現用の自衛隊戦車です。キットには申し分ない親切な塗装図が用意してあります。迷彩パターンはこの図を参考に描いていきましょう。

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●迷彩色としてタミヤアクリルのXF-73濃緑色を用意しました。

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●テスト吹きしてみると少々色が明るく、下地の茶色と明度差があまりありません。

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●もう少し濃い緑にして迷彩の明度差をつけメリハリの効いた迷彩にしたいと思いますのでXF-13の濃緑色の用意しました。

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●この2色の色を約一対一の割合で調合します。

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●試し吹きをするとだいぶ下地色に対してメリハリの効いた緑になりました。この色を使う事にします。

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●エアーブラシを持っていないという方は筆塗りで迷彩模様を描いてみましょう。いきなり描くのは不安な方は色鉛筆で薄く迷彩パターンの輪郭を描いておいてください。まず細い筆で輪郭を描きます。塗料はよく撹拌しておいてください。

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●その間を平筆で塗りつぶします。もし筆ムラができたら最初に塗った色が乾いてから塗り重ねてください。やはり筆塗りは使用する塗料の濃さ、筆に付ける量など経験を重ねないと難しい部分もあります。最初、自信が持てないようでしたら車体裏側などの完成後見えなくなる部分を利用して練習してみてください。

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●筆だけでなかなか良い感じの迷彩になりました。エアーブラシのように境界をぼかす事はできませんでしたが、自衛隊の迷彩パターンには境界の塗り分けがハッキリしたものをありますので、これはこれで良いかと思います。少々筆塗りの場合乾燥後「テカリ」が出る事がありますが、最後の仕上げでつや消しのトップコートでコートするとテカリが消え落ち着きます。

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●次はエアーブラシで描いてみます。ちょっと分かりにくいですが色鉛筆で輪郭が描いてあります。

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●色鉛筆の輪郭に沿ってエアーブラシで描いていきます。ハンドピースと塗装面の距離など参考のための動画を用意したのでお確かめください。



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●ちょっと緑を広げ過ぎてしまった。という場合の対処法です。

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●下地を塗るのに使った缶スプレーの色を使います。この缶スプレーはラッカー系塗料。迷彩の緑はアクリル系。教科書的にはアクリル系塗料の上にラッカー系塗料の重ね塗りは御法度ですが、エアーブラシでこの程度の事は全然大丈夫です。まずフタの中に塗料を吹きます。

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●フタにたまった塗料をカップに注ぎます。

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●広げ過ぎた緑に塗り重ね修正します。このように修正はいくらでも出来ますので納得がいくまで迷彩パターンを描いてみてください。

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●シャーシ、車体、砲塔と組み合わせ迷彩パターンが繋がる確認しながら仕上げます。

次回に続きます。


10式戦車を作る3
今回からいよいよ塗装にとりかかります。

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●透明パーツの部分やライト部分をマスキングテープで保護します。ぴったりの大きさに切るのは大変ですのでちょっと大きめのテープを貼り塗れていない所は車体の塗装後に筆塗りで補います。

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●塗装前の下地作りとしてサーフェーサーを吹いておきます。このサーフェーサーはペーパーがけで出来た小さな傷を埋めたり、合わせ目消し、パテ埋め、その他整形した箇所をチェックするため使いますが、これは戦車模型制作の過程では必ず必要な事ではありません。滑らかで美しい塗装が必要なカーモデルではサーフェーサー吹きは必要な工程ですが、戦車を作る時はサーフェーサーを使わずいきなり塗装にとりかかる方もいらっしゃいます。自分の好みで使ってください。

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●車体全体にサーフェーサーを吹きました。このサーフェーサーは溶きパテの一種ですのであまり暑く吹き過ぎると表面の彫刻がだるくなってしまいますので気をつけてください。スプレーの吹き方については次の過程で紹介します。

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●なお戦車用のサーフェーサーとしてサビ止めプライマー色のオキサイドレッドのサーフェーサーも販売されています。戦車塗装の下地としてこのサーフェーサーを使う方もいらっしゃいます。

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●さて車体の塗装にとりかかります。

まずプラモデル作りを趣味として日常よく作っている方は塗装にはエアーブラシが一般的で、そしてこの10式戦車のような迷彩塗装にはこのエアーブラシ塗装が最適です。自分も最終的にはエアーブラシ塗装で仕上げますが、このブログを見ている方の中にはこれが初めてのプラモデル制作で、エアーブラシ塗装の道具を持っていない方もいらっしゃるかと思いますので、まずはエアーブラシを使用しない塗装法を考えてみたいと思います。

タミヤからは缶スプレーでこの10式戦車用の2色の迷彩色が発売されていますが、缶スプレーだけで迷彩塗装を再現するのはかなりの手間がかかります。プラモデル制作に慣れていない方の現実的な塗装方法としては広い面積の茶色をスプレーで吹き、迷彩色の緑を筆塗りする方法をおすすめします。

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●まずはスプレー塗装です。今回タミヤアクリルの溶剤容器を使っていますが何でも結構ですので台に直接置かずに持ち上げてやります。色々な角度に回して塗装するために100円ショップで売られているテレビ台に載せて塗装します。これはあると便利ですが必ず必要なものではありません。

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●缶をよく振り中の塗料を撹拌して30センチほど離したところから吹きます。次にスプレー吹きの動画を用意しましたので参考にしてください。後で見ると台の中心からズレた所に置いてしまっていました。もちろん中心に置いた方が塗装し易いです。


●スプレー吹きの動画です。
同じ場所を何度も往復させない。素早く缶を移動させ吹いたまま動きを止めないといった所がコツでしょうか。

一度にすべて塗ろうとはせず、一度塗料を乾かし少しずつ塗面の様子を見ながら色を重ねてください。

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●スプレー塗装の失敗の原因として一度に大量の塗料が噴射されるので、吹きすぎて塗料が垂れてしまうという事があります。プロモデラーの長谷川迷人こと長谷川伸二氏がスプレー缶に穴の空いたコインを咬ませて噴射量を抑えるという方法を提案されています。

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●コインの厚みの分だけボタンが下まで下がらず噴射量が抑えられるというわけです。詳しく知りたい方はタミヤサイトからのリンクでご確認ください。動画で見る!上手な缶スプレー塗装のコツ

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●転輪、砲塔は色々角度を変え塗り残しがないようにします。吹きすぎないように少しずつ塗ってください。

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●迷彩の下地色は塗れました。次回に続きます。

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