
●このキットには最小限ですがエッチングパーツがセットされています。ここで部品に組み込む前に塗装の下準備をしておきたいと思います。まず表面についた手の油分などを取り、表面の細かい傷をつけ塗料の食いつきを良くするため細目(この場合1500番を使いました)のペーパーで軽く表面を磨きます。

●細いパーツのペーパーは引っかかり曲げたりしないように除けて面積の大きなパーツ中心にペーパーをかけます。

●その後金属パーツの塗料の食いつきを良くするための「メタルプライマー」を一吹きしました。「メタルプライマー」は筆塗り用のビン入りもありますがどちらも効果は同じです。

●メタルプライマーが乾いたらカッターナイフなどで切り離しヤスリでゲートを整形します。

●エッチングパーツの準備ができたら甲板上の構造物、砲塔などどんどん組み立てきましょう。これらのパーツは船体に組む前にこのまま塗装します。

●砲身には穴が開いていないのでこの部分はピンバイスで穴を開けておきたいと思います。まずナイフの先で砲身の中心あたりに切れ込みを入れます。これがないとドリルの先が滑ってうまく中心に穴が開けられません。

●その切れ込みを広げるようにドリルで穴を開けていきます。

●うまく中心に穴が開きました。

●さて、いつも合わせ目消しや部品の整形に便利に使っている「ヤスリスティック」ですが今回の制作ではこの先細型が活躍しましたのでここで紹介しておきます。

●この製品は最近自分のよく行く店の店頭ではなかなか見かけなくなりなりましたが、結構入り組んだ場所にも使う事ができ艦船模型制作には便利に役立ちます。値段も手頃ですので模型店で見かけたら一つ買っておくとよいかと思います。

●塗装ができたら上部構造物を船体に取り付けます。三連装機銃も一部取り付けてしまいましたが非常に細い部品なのでうっかり触って銃身が曲がってしまう箇所がありました。機銃は組み立ての最終工程で取り付けた方が安全です。

●細いマストも本来なら制作中に手が触れて折ってしまう危険がありますが最近のタミヤ1/350シリーズの艦船は弾力があり折れにくいABS樹脂を採用しておりこの写真のように少々力が加わっても大丈夫です。しかし空中線を張る方にとってはこのABS樹脂の弾力のため、糸を張るとマストが曲がってしまいかえって不便だという声も聞かれます。

●甲板などに取り付ける細かいパーツはランナーについたまま塗装しておきました。船体に接着後に切り離したゲート跡を整形して筆で修正します。

●船体の主要な構造物に組み立てが終わりました。後は艦載機や内火艇を制作して完成です。
次回完成です。
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