
●ジオラマベースの底に20ミリ厚のスタイロフォーム(建材用の断熱材)を木工用ボンドで接着してかさ上げします。

●船を配置する場所が決まったら今回は船底のあるフルハル版のキットですので船底が収まる部分のスタイロフォームをくり抜きます。喫水線のタイプのキットでの制作でしたらくり抜く必要はありません。

●ベースの側面を波の凹凸に合わせてカットします。まず色鉛筆で波のイメージを簡単に描いてカットラインの目安にします。

●ラインを目安にナイフでカットしていきます。

●ベースの側面が海面の断面になりました。

●海面は「アーチスタフォルモ」という石塑粘土で作ります。今まで何度かこの粘土を使いましたがヒビ割れしにくく特に今回のように後からの修正が困難な海面を制作するには信頼できる粘土です。またこの粘土は白とグリーン、ブラウンの3色がありますが、濃い青色の海面の表面が完成後に時間が経ち万一ヒビ割れしても目立ちにくいという事で一番色の濃いブラウンの粘土を使いました。東急ハンズなどで400円程度で販売されていて価格も手頃です。

●念のためスタイロフォームに木工用ボンドを塗り粘土を盛りつけていきます。船底は粘土で汚れないようにサランラップで覆っておきます。

●スプーンの腹で海面の波を作ります。

●指先に水をつけて表面を整えます。

●乾燥による収縮でヒビが入ったりする事もありますので数日間しっかり乾燥させて表面の仕上げにかかります。船が起こす波も粘土が乾燥後にエポキシパテなど使って制作しますのでまずは乾燥するまでは漁船の制作に専念します。

●操舵室の組み立てが済んだら屋根のフレーム、マスト類の制作にかかります。細かく細いパーツばかりですので制作には注意が必要です。まず説明書をよく見て赤丸で囲んだ不要部分を切り取っておきますが必要な部分を間違ってカットしないよう十分確かめてください。

●ランナーから切り離す時も無理な力が加わって部品が折れないよう注意が必要です。場所によっては部品の近くできらずにニッパーの刃を逆抜きにして部品から遠いランナーの部分から切り離すようにします。

●その後ナイフなどで残ったゲート、ランナー部分を切り取ります。

●屋根のフレーム、マスト類はある程度組んでからまとめて塗装するつもりでしたが、操舵室に無塗装のフレーム部分を載せてみても色の違和感を感じません。後からウェザリング塗装もしますので「成型色そのままでも十分じゃないか」と思いこのまま無塗装で進めてみようと思います。


●細かい部分の塗り分けは筆塗りです。

●集魚灯も細かい部品が多く注意が必要ですが予備パーツなのか、何故かもう一枚同じランナーが入っているので少々でしたら部品を飛ばして無くしても安心です。

●フレーム、マスト類は無塗装で工作を進めましたので短時間で結構組み立てが進みました。次回ジオラマ完成です。
次回に続きます。
漁船のジオラマを作る 第三十一漁福丸1
漁船のジオラマを作る 第三十一漁福丸2
漁船のジオラマを作る 第三十一漁福丸4
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