いよいよ今夜はやぶさが帰還します。本体は大気圏突入の際に燃え尽きますが小惑星イトカワの採取したサンプルの入ったカプセルをオーストラリアの砂漠地帯に落下させそうです。モデラーの皆さんも関心が高いようで今日はこのブログにも「はやぶさ」をキーワードに来ていただいた方が多数いらっしゃいます。またこのブログは今日で2周年を迎えます。おかげさまで最近はひと月にのべ一万人ほどの方に訪問していただけるようになってきました。まだまだ至らない点が数々あるプラモ講座ですがこれからも取り上げていきたいキットがたくさんありますので、楽しんでいただければと思います。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
太陽電池パネルの裏側の塗装にかかりますがこれがなかなか大変そうです。パネルの裏側はフラットブラックに塗りますが凸モールドされてた配線?をシルバーに塗り分ける必要があります。最初はエナメル系塗料でブラックを塗りモールドの塗料を綿棒などで拭き取ろうとテストしてみましたが、モールドが細いのでなかなかうまく行きません。メーカーの完成見本を見るとモールドよりちょっと太いシルバー線に見えましたし、ひょっとしたらマスキングテープを使って塗り分けたのでないかと思いました。

●ちょうど1ミリ幅のマスキングテープが手元にあったのでそれを使いマスキングしていきますが、細かくて根気のいる作業となります。細かい入り込んだ場所は後で筆塗りします。

●フラットブラックを塗装してマスキングをはがすと予想は出来ましたが線が曲がったりして今ひとつの出来です。

●溝引き定規を使い線を引き直し修正しまし。溝引きが分からない方は
こちらを参考にしてください。

●ちょっと離れて見ると見られるという感じの出来となってしまいました。後で考えるともし適度な太さのシルバー色のマーカーペンがあればそれを使って定規で線を引くのが一番きれいで早く出来そうな気がします。

●さて機体の本体の塗装にかかります。説明書でシルバーで塗装指示されている場所は下地をそのまま生かし、カッパー(銅色)、フラットブラックで塗装指示されている場所を塗り分けます。

●はなぶさの写真を見ると本体全体がシワが付けられた金色のアルミ箔のようなものに覆われています。これを再現するのに一番最初に思い浮かべるのはハセガワのミラーフィニッシュという製品ですが、これは本来凹凸のある下地にもピッタリ貼れるようにしなやかでシワになりにくい素材で出来ておりイメージと違う仕上がりになりそうな気がします。また価格も千円以上してキットの値段の半分ほどになりますしシルバーと違い金色のミラーフィニッシュは他にもなかなか使う機会がなくわざわざこのためだけに購入するのはお勧めできません。そこで今回は100円ショップで気軽に買える折り紙の中から金色の紙を使って機体に貼られたアルミを再現したいと思います。

●まず金色の紙を水につけてしばらくすると裏紙がかんたんに剥がれるので、裏紙をはがし箔だけにしておきます。各色の2枚づつ入っているので失敗して破いても大丈夫です。

●最初にスキャンしておいたプリントを用意します。部品のコピーを撮っておくことを昨日のブログに書き漏らしていたので今日追加記入しておきました。

●裏面の余白部分にアルミ箔を固定する両面テープを貼ります。部品の部分にはテープがかからないようにしてください。

●コピーの裏にアルミ箔を貼ります。そして下のアルミごと本体に貼るアルミ箔のおおまかな形を切り出します。大変薄い箔なので貼り重ねても継ぎ目はほとんど目立ちません。なるべく凹凸のある部分は避けて形を切り後ほど細かい部分は小さく切った箔を貼り重ていきます。

●パーツへの接着は両面テープを使います。細かい部分がクリアボンドなどの接着剤を使います。


●アルミ箔を貼りました。カッパーを塗ったパネル部分は箔を綿棒などでこすると形が浮き出てきますのでそれを目安にナイフで窓を開けます。

●はやぶさを立てる展示台は小惑星イトカワをイメージしたものらしいですが表面がツルっとしていておもしろくないので余っていた木紛粘土を使い凹凸をつけてやろうと思います。


●粘土をパーツに貼付け小石を撒き木工用ボンドで固定します。

●アクリル絵の具のグレーで塗装しました。
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