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チョー初心者のためのプラモ講座 2009年06月
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チョー初心者のためのプラモ講座
プラモデルの選び方、プラモデルの作り方、塗装のコツ

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まさき

Author:まさき
プラモデルサイト「ネコでも作れるプラモデル」の管理人。
車、戦車、カンプラなどジャンルを問わず作る「なんでも屋モデラー」です。ジオラマ作りも大好きです。

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カルソニックIMPUL GT-Rの制作4
今回はデカールを貼り終えたボディをクリアーでコートします。これでかなり完成に近づきますが今回はいろいろ失敗してしまい時間がかかってしまいました。
最近は模型雑誌やカーモデラーの方のサイトでウレタンクリアーという名前をよく目にするかと思います。今回使用するラッカークリアーはラッカー塗料と同じく溶剤が揮発して乾燥するのに対して、ウレタンクリアーは化学反応で固まるクリアーで大変美しいツヤと強い塗膜を作り最近はこのクリアーを使用するカーモデラーの方が増えているようです。しかしこのウレタンクリアーはまだ一般的に模型店で扱われているような物ではなく、通販でしか購入できないという方も多いかと思いますし使用に関してもいろいろ注意点があるようでこのブログの趣旨には合わないと感じます。このブログではなるべくどこの模型店でも扱っているような缶スプレーや塗料を使って完成させた物を見ていただきたいと思います。
それから本格的な梅雨の時期になりましたがボディ塗装、クリア塗装には湿気は大敵です。最悪の場合、水分で塗装が白く曇ってしまうことがありますので雨天の塗装は避けた方が無難です。
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●デカールを貼ってから丸一日ほど乾燥させてからクリアーで全体をコートします。まず最初は薄く全体に吹いてクリアーがデカールを痛めないか注意してください。

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●2、30分ほど乾燥させてデカールに異常が無い事を確認してから本格的にクリアーを吹いていきます。上の写真のように表面がザラザラにならないようにして下の写真のようにしっとりと全体に濡れるような感じに少々多めのクリアを吹き付けます。これ以上多く吹き付けるとクリアーが垂れてくる寸前のような塗り方なのですが、この具合は経験で覚えるしかないと思います。もしクリアーが垂れてしまったたらしっかりと乾燥させてからその部分をペーパーで削り取ってください。デカールをクリアーの層に閉じ込めるようにするために、でカールの厚みになるまでクリアー吹き、乾燥を繰り返します。その時には表面ゴミ、ホコリに注意してもし付着していた上にクリアーを重ねる前にペーパーで削り取ってください。

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●クリアーコートには時間がかかりますのでその間にコクピットなどの作業を進めておきます。

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●別売りのエッチングパーツを購入した方はシートベルトも入っているのでシートに取り付け用の穴を開ける必要があります。ピンバイスで穴を開けてナイフやルーターなどで穴の大きさを広げます。

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●こんな感じにコクピットが仕上がります。

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●リアウィングも塗装を済ませてデカール貼り、クリアコートの作業途中でしたが問題発生。クリアーを吹いたらデカールの中に無数の気泡が入ってしまいました。リアウィングは説明書の指示に従いセミグロスブラックで塗装しクリアーコートもやらずにデカールを貼ってしまいましたが、ここもボディと同じくツヤありブラックで塗装して一度クリアーを吹き平坦の塗面を作ってデカールを密着させたらこんなトラブルは無かったかもしれません。

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●この場合の対処としてはしっかりデカールを乾燥させた後1000番くらいのペーパーをかけて気泡を削り取り、クレオスのホワイトで文字を塗り気泡の傷を塗り潰しました。

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●ルーフの作業も平行して進めてきましたがこちらでも問題発生。メッキ部分は大変傷が付き易くセラミックコンパウンドで傷を修正しようと思ったらかえって被害を広げてしまい取り返しのつかないことになってしまいました。カスタマーサービスでメッキ部品を請求しようかと思いましたが、せっかくボディ色と合わせたルーフの塗装をやり直すのも大変です。
これから制作する方はこのメッキ部分は完成直前までマスキングで保護しておいた方が安心です。

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●そこで修正には昨年ハセガワから発売された「ミラーフィニッシュ」を使用してみました。薄いメッキシールのような物を貼ってメッキ部分をカバーしてみることにしました。

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●全く前のメッキと同じというわけには行きませんがかなり良い感じになりました。このミラーフィニッシュは少々触ったくらいでは傷も付かないのはありがたいです。この部分に貼ったデカールはミラーフィニッシュによって剥がれて破れてしまいましたので一つのデカールのためにもったいないですがカスタマーサービスよりデカールを購入することにしました。
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●別売りのエッチングパーツにはタイヤマーク用のステンシルが入っておりこれを使いエアーブラシでホワイトを吹き付けマークを描きます。エッチングパーツを使わない方はキットに付属するシールを貼ってください。

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●クリアーのコートが終わりました。次回で完成です。

カルソニックIMPUL GT-Rの制作1
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カルソニックIMPUL GT-Rの制作3
今回はボディのデカールを貼ります。ボディの至る所に貼られたシールはレーシングカーを作るうえでの魅力の一つですが、デカールは大変薄くデリケートな物なので慎重に作業する必要があります。
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●デカールを貼るためF1-2部品などボディに取り付けする部品は、後の組み立てに支障無い事を確認してボディに取り付けていきます。後部に取り付けるA37部品を見逃していたのでこれも塗装して取り付けました。接着にははみ出しても致命傷にならないようにクリアボンドを使用しました。クリアボンドでしたら少々のはみ出しでしたら下の塗装を侵さず、ある程度乾燥してから爪楊枝などでボンドを取り除くことができます。

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●デカールを貼る前に一度クリアーを吹き付けます。塗装面の保護と表面が平坦の方がデカールが密着しますので軽くクリアーでコートします。その前に表面についたホコリやゴミを取り除きます。自分は静電気を取り除く機能を持ったタミヤのモデルクリーニングブラシを使っています。

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●タミヤカラーの缶スプレーのクリアーを軽く一度吹きました。乾燥するまでホコリが少ない場所に置きましょう。

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●デカールは一部分ごとのパートに分けてに少しずつ貼っていきます。デカール貼りは結構な時間と手間がかかります。間違っても台紙一枚まるごと水につけてしまわないようにしてください。全部台紙から浮いてきて大変なことになります。

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●大きなデカールは台紙ごと貼る場所に持っていきスライドさせて貼ります。

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●ティシュや布でデカールを軽く押さえて水分を吸い取ります。

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●空気が入った部分を綿棒で水分を吸いながら頭を押し当てて空気を追い出します。曲面部分なども綿棒で馴染ませます。

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●小さなデカールはピンセットを使います。デカールには先が平たい物の方が使い易いです。

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●マークセッター、マークソフターと呼ばれるデカール軟化剤が発売されています。曲面に馴染ませたりするのに便利ですが塗り過ぎるとデカールが柔らかくなりすぎて痛めてしまいますので注意が必要です。

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●そういう自分もデカールを少し破ってしまいましたし、文字の間にもすき間ができてしまいました。

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●ホワイトとスプレー缶のボディ色を使い細い筆で修正します。

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●ボディのデカールが貼り終わりました。

次回に続きます。

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カルソニックIMPUL GT-Rの制作2
ボディの塗装にとりかかります。前回のミニと同じく缶スプレーで主な塗装をします。
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●塗装前にサーフェイサーで下地を作りますが今回はホワイトサーフェイサーを使ってみます。普通のサーフェイサーは明るいグレーですが更にボディ色の発色を良くするためホワイトのサーフェイサーという物が販売されています。隠ぺい力の弱い黄色などのボディ色を塗装する時は特に有効ですが今回のようなブルーでしたら普通のグレーのサーフェイサーでも十分かと思います。今回はこういう物があるという紹介で使ってみましたがボディ塗装の発色にこだわる方は使ってみてはいかがでしょうか。

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●ボディ塗装には説明書の塗装指示にあるタミヤの缶スプレーTS-44を使用します。クリアーも同じくタミヤのスプレーを使います。塗装とその後のクリアーコートは同じメーカーの物を使用するのが無難です。

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●サーフェイサーはあまり厚くならないよう一度に大量に吹き付けないようにしてください。この時表面の傷やパーティングラインの消し忘れなどないかチェックしながら2、3回吹き重ねします。前回のミニの時撮った動画を貼っておきますので缶スプレーでのサーフェイサー吹きの参考にしてださい。

カーモデルのサーフェイサー塗装

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●メッキパーツのルーフも一部塗装する必要がありますがメッキの上には塗装ができません。マスキングテープでメッキを残す部分をマスキングテープで保護して1000番くらいの細かいメーパーをかけて表面のメッキを剥がします。

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●ボディと同じくホワイトサーフェイサーを吹きました。

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●塗装すると表面にヒビが入ってしまいました。油分が残っていたのでしょうか?ラッカー系溶剤で塗装を拭き取りもう一度サーフェイサーと塗装をやり直します。

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●今度はきれいに塗装できました。メッキを剥がした後はラッカー系溶剤や中性洗剤を布などにしみ込まよく油分を拭き取ります。中性洗剤を使う場合は最後にその中性洗剤も水を含ませた布などでよく拭き取ってください。

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●ボディ塗装です。こちらも前回の動画を貼りましたので参考にしてください。

カーモデルの缶スプレー塗装

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●デカールを貼った後ではマスキングが困難になります。マスキングテープやゾルでデカールの上をマスキングすると剥がす時デカールまでテープと一緒に剥がれてしまう事があるからです。黒く塗り分ける必要のあるところは今のうちに塗り分けていおきます。今回のマスキングには乾いた後切り抜きできるクレオスのMr.マスキングゾル[改]を使います。

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●ゾルの切り抜きには良く切れる新品の刃を使いましょう。

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●ゾルの周りはマスキングテープで覆いボディに色がかぶらないように気をつけます。

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●ボディ塗装完了です。黒く塗った所は車体内側も塗り分けました。説明書で一番最後にとりつける指示のあるF1,2部品も一緒に塗っておきます。

6月13日はこのブログの開設からちょうど一年になります。おかげさまでカウンターはもうすぐ5万アクセスを達成しそうです。多くの方に訪問していただき大変嬉しく思います。今後ともよろしくお願い致します。


次回に続きます。

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カルソニックIMPUL GT-Rの制作1
長らく間が空いてしまいましたが今回からプラモ講座再開です。飛行機編に入る前にもう一つカーモデルを取り上げました。

前回カーモデル編の一回目として乗用車を制作しましたが、今回はレーシングカーを制作してみたいと思います。制作するうえでのポイントは美しいツヤのボディ塗装は乗用車と共通するところですが、レーシングカーには大小さまざまなデカールを数多く貼る必要があります。エアーインテークの間など凹凸のある場所にも細かくデカールを貼る必要があったりと丁寧で正確なデカール貼り作業が仕上がりに大きく影響します。またボディの形状も乗用車に比べるとかなり複雑でその分塗装や研ぎ出しの作業は更に注意深く行う必要があります。
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●今回制作するキットはタミヤ1/24スケールのカルソニックIMPUL GT-R(35)です。鮮やかなブルーのボディ色が映えますが同シリーズの前作ザナヴィ ニスモ GT-Rに比べるとボディは単色ですのでその分塗装、デカール貼りはやり易いと思います。

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●同じくタミヤから発売されているデティールアップ用パーツも使用してみます。シートベルト用のパーツも含まれておりお手頃な値段の割には使用の効果も大きいと思います。

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●まず説明書の指示に従い足回りから組み立てていきます。細かい部品はランナーに付けたまま塗装すると作業し易いです。ブレーキローターの部分には後でエッチングパーツを使用しますがうっかりその部分まで塗装してしまいました。

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●A34と35部品の塗り分けは最初イエローグリーンを塗装して乾燥後マスキングゾルを使いマスクをしました。その後裏のセミグロスブラックを塗装します。この部品をシャーシに接着した後でフロントアップライトを取り付けることができますので接着してその後一緒にシャーシごとセミグロスブラックで塗装しました。

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●後部のイエローグリーンの塗り分けはマスキングテープで塗り分けました。

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●ブレーキローターの部分には別売りのエッチングパーツが用意されています。ナイフで切り離します。

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●切り離した跡は細かい目の金属加工用ヤスリやダイヤモンドヤスリ(100円ショップでも買えます)で整形します。

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●エッチングパーツを接着しデカールを貼りました。

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●シャーシに取り付けます。

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●ボディ塗装にはかなりの時間がかかります。シャーシ、コクピットの制作と平行して進めていきます。ボディに付く部品は色がバラバラにならないよう塗装前にボディに取り付けしておくことが理想です。しかしA16とA17部品は最初にボディに接着して支障ないようですがF11-13とF3-10部品は最初に接着してしまうとこの部品の裏のセミグロスブラックが塗りにくいのでこの部品は別に塗装することにします。

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●このようにうっすらとボディにはパーティングライン(部品の製造過程で出来るライン)が出ています。

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●このラインは実車にはありませんので1000番ほどの目の細かいペーパーで削り取ります。

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●削りカスや手の油を取るためボディを中性洗剤とスポンジでよく洗います。水をタオルで簡単に拭き取りそのまま自然乾燥させます。

次回に続きます。

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