
●今回部分組み立て式のキャタピラを選択しましたが、やはり上手く組む自信がないとか、めんどうくさいという方はベルト式のキャタピラを使ってください。プラモデル用の接着剤で接着して輪にします。接着剤がよく乾いてから転輪に巻き付けてください。

●溶接跡ですが今度はパテを使って再現してみます。正面装甲と側面装甲の合わせ目のすき間部分に爪楊枝などでパテを盛ります。10分ほど乾燥させて少し固くなったらナイフの背で切れ込みを入れていきます。

●しばらく乾燥させた後一定の幅からはみ出したパテを削り取ります。側面装甲の方も同じように余分なパテを取り除きます。

●砲身の制作です。まずランナーから切り離す時に部品ギリギリに切ると部品をえぐってしまう恐れがあります。そうなると砲身のような曲面では修正が面倒ですのでゲートを少し残すくらいにしておきます。少々はみ出すくらい接着剤を多めにつけてしっかり左右の砲身を接着しよく乾燥させてからゲート跡をナイフでおおまかに切り取りヤスリ等で整形します。

●大口径で長身の主砲で目立つ部分ですので合わせ目が残らないようにしっかり合わせ目を消します。ナイフの刃を立てて「かんな削り」の要領で合わせ目を消していきます。今回はこの行程を動画で用意してみました。

●カッターナイフで削る時はこんな持ち方です。
●この「かんな削り」はプラモデル作りでは大変よく使われる便利なテクニックですので是非覚えてください。合わせ目だけを削っていると楕円形になってしまいますので左手で砲身を回転させて削る場所を変えています。

●最後にペーパーを巻き付けて磨きます。この時も磨く場所が偏らないようにまんべんなく
砲身を回しながら磨きます。



●組み立ててから塗りにくい部分はあらかじめレッドブラウンのスプレー缶で塗っておきます。シャーシの裏や車体上部の裏側は2号戦車の制作の時と同じようにパテとオガクズを混ぜたものを塗ってこべりついた土を表現しました。

●一応車内も少し塗装してみましたが組み立てるとほとんど見えません。ハッチ全開にしてフィギュアも乗せないという方でしたら塗装する必要がありますがそれ以外は車内は塗装しなくても気にならないと思います。

●車体上部とシャーシを接着したら上部部分にも溶接跡を作ります。

●付属の資料写真を見ていただければ分かると思いますが装甲の断面は結構ギザギザしています。それを再現するためにナイフで切り込みを入れていきます。

●こんな感じになります。

●側面装甲の後部に僅かなヒケ(製造過程で素材が収縮して出来るへこみ)があるのでパテで埋めました。表面はきれいにペーパーがけせずに荒い表面にしてあります。
次回に続きます。
ヤークトタイガーの制作6
ヤークトタイガーの制作5
ヤークトタイガーの制作4
ヤークトタイガーの制作3
ヤークトタイガーの制作1
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