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チョー初心者のためのプラモ講座 2008年12月
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チョー初心者のためのプラモ講座
プラモデルの選び方、プラモデルの作り方、塗装のコツ

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まさき

Author:まさき
プラモデルサイト「ネコでも作れるプラモデル」の管理人。
車、戦車、カンプラなどジャンルを問わず作る「なんでも屋モデラー」です。ジオラマ作りも大好きです。

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城のプラモを作る。 名古屋城の制作1
もう今日は大晦日です。年末の仕事を終え、グシャグシャの部屋の片付けや年賀状の発送をしてやっと昨日はプラモデルを作る時間ができました。昨日はこのブログのアクセスも普段の倍近くあったので皆さんも一段落して正月休み中に作るプラモデルの計画を立てていらっしったのでしょうか?


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さて先回予告しましたがお正月中は戦車をお休みしてお城のプラモデルを作ってみたいと思います。今回制作するキットは童友社の1/350スケールの名古屋城を制作します。
私は名古屋在住で名古屋城は自宅の窓から見えるような場所に住んでおります。というわけでお城といえばまず名古屋城が一番馴染み深いお城ですがまだプラモデルを作ったことがありませんでしたので今回はそのキットを作ってみようと思いました。

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●この写真は夏に撮ったものですが実物はこんな感じです。子供の頃から見慣れた美しいお城です。

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●キットの組み立てに関しては部品数も少なく特に難しい箇所はないと思います。なるべくマスキングの手間を少なくするため、まずは屋根の部品を接着せずに壁だけを組み立て接着剤を乾かしておきます。カッティングマットなどお持ちでしたらマス目に合わせて壁同士が直角になるよう調整します。

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●大天守閣2、1層の部分は壁を先に組んでしまうと屋根の部品がはまらなくなってしまうのでこの部分は一カ所接着せずに分割しておきます。

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●接着剤が乾いたら壁の合わせた面をきれいに整形します。写真で削っているのは女性用の爪磨きです。

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●このキットはかなり前に発売された製品ですので最近のキットのようになにもしなくても部品がピッタリ合うとは限りません。まず赤丸の囲んだ部分に「バリ」が見られます。このバリというのは古い金型の製品によく見られますが、金型の劣化より合わせ目にすき間が出来その間にプラ素材が流れてしまって出来るものです。もちろんこれはきれいに削り取る必要があります。

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●この部分は千鳥破風と呼ばれるらしいですがバリを削り取りながら内側を少々削り調整しないとすき間が出来てしまいます。部品を何度も仮組しながら削りすぎないよう調整してください。

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●千鳥破風は何カ所かありますが、この山の頂上部分の厚みがあって千鳥破風を合わせるときれいにはまらず大きなすき間が空いてしまう箇所がありました。こういった場合は頂上部分を深く削り調整してください。

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●この千鳥破風もマスキングの手間を考えると塗装後に接着したいところですが、その前にすき間などできないようしっかり屋根の部品に接着した方がよさそうですのでこの部分は塗装前に接着しておきました。

次回に続きます。

これで2008年のプラモ講座は終了です。このブログを作ってから半年が経ちますがおかげさまで順調にアクセスも増えております。説明不足や分かりにくい箇所など至らぬ箇所がいろいろあるかと思いますが更に分かり易いプラモ講座を目指して充実させていきたいと思っております。2009年もよろしくお願い致します。

名古屋城の制作6 
名古屋城の制作5  
名古屋城の制作4  
名古屋城の制作3  
名古屋城の制作2 

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2号戦車A~C型の制作4
年末の忙しさとAFVの会まで時間がなかったこともあり写真で押さえたポイントが少なく大雑把な説明になってしまいそうですが今回で2号戦車完成です。

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クレオスのジャーマングレー一色で全体を塗装します。車内に色が入らないようティシュペーパーをハッチに詰めました。

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写真では分かりにくいですが若干白で明るくしたジャーマングレーを薄く上部装甲中心に吹き付けます。本当に気持ち「ちょっと明るいかな?」といった程度です。
写真を撮るのを忘れてしまっていましたがキャタピラはフラットブラックに極少量のレットブラウンを混ぜた色でエアーブラシ塗装しました。少々車輪部分に色が着いてもさしつかえありません。

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キャタピラ、機銃そしてスコップやジャッキなどはガンメタル、メタリックグレイで塗装指示されていることがほとんどですが自分の場合はまずフラットブラックで下地塗装します。一緒に転輪のゴム部分もフラットブラックで塗ります。この時はタミヤアクリルの塗料を使っています。

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この部分の四角い箱のようなものはジャッキを使う時の台にする木材です。デッキタンやカーキ、フラットブラウンなどの色を使い木材ぽく塗ります。スコップやオノの柄も同様に塗っていきます。

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基本塗装が出来ましたらデカールを貼ります。まず必要なものだけ切り分けます。

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水につけてデカールが浮いてきたら台紙ごと貼る位置まで持っていきデカールをスライドします。

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余分な水分を綿棒やティシュペーパーで吸い取ります。

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10分ほど乾かして落ち着いたら余白をナイフで切って剥がしておきます。余白が残っているといかにもデカールを貼りましたという感じになってしまいます。数時間乾燥させた後、トップコートのつや消しをスプレーしてツヤを整えます。

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トップコートが乾燥しましたらウェザリングと呼ばれる天候や環境による汚れ、風化の表現を加えていきます。ウェザリング表現で使われるウォッシングやドライブラシと呼ばれる塗装法については恐竜ジオラマの項目で解説しておりますのでこちらでご覧ください。
まずウォッシングですが今回はタミヤエナメルのフラットブラックを油絵用の溶剤「ペトロール」で薄めて使用します。ペトロールはウインザーアンドニュートン社のアーティスツホワイトスピリッツという商品名です。
今回の車体色、ジャーマングレーのような暗い色ではわかりにくいですがこのウォッシングにより色の彩度を抑えて落ち着いた色調にするのが目的です。もちろんタミヤエナメルの溶剤を使って薄めてもらっても効果は同じですが、自分はペトロールの方が塗料がシミにならずきれいに定着するような感じがしてこちらを使うことが多いです。

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筆で手早くウォッシングという名前のように洗うように塗っていきます。その後塗料が乾かないうちにすぐにティシュペーパーなどで塗料を拭き取ります。この時凹んだ部分は少し塗料を残すようにします。自分は大きな被害にあったことはありませんがエナメルの溶剤はプラ素材を侵すのでウォッシング作業中に部品が割れたりするということもよく聞きます。ペトロールでもエナメル系溶剤ほどでないにしろ、そういう傾向がありますのでこの作業は時間をかけず溶剤が素材に浸透する前に手早くやってください。

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ウォッシングの塗料が乾燥しましたら次は「ドライブラシ」です。今回は塗料ではなくタミヤウェザリングマスターを使用しました。この製品は一見化粧品のようにパッケージされていて付属の筆で手軽にパステルのような粉状の顔料をドライブラシができます。車体にはウェザリングマスターEセットのグレイを使用しエッジを強調し、面に表情をつけます。

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フラットブラックで塗っておいた砲身や機銃、キャタピラ、工具類はウェザリングマスターCセットのガンメタル、シルバーで金属感を出します。

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転輪、車体下部はウェザリングマスターAセットのサンド系を使い砂ホコリを表現

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排気管は熱で劣化が激しいようです。ウェザリングマスターBセットの錆色を使います。結局ドライブラシはほとんどこのウェザリングマスターだけで塗ってしまいました。

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次は戦車兵のフイギュアの塗装について簡単に説明させていただきます。今回はジオラマに合わせるためキットのものではなくドラゴン社製のフイギュアを使いました。まずタミヤアクリルのフラットブラックで服を塗ります。そしてフラットブラックに少量のホワイトを混ぜたグレイでドライブラシして服のシワを強調します。

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次にタミヤエナメルのフラットフレッシュで肌の下地を作ります。

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肌の表情はつけるために油絵の具を使っています。自分はホルベイン社の「デュオ」を使っていますがどのメーカーものでも結構かと思います。色はバーントシェンナ、レッド、ウルトラマリン、ローアンバー ホワイトを使いました。

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バーントシェンナ、レッド、ローアンバーをフラットフレッシュとブレンドしながら肌の表情を作っていきます。ウルトラマリンは影の部分やヒゲのそり跡の表現にごく少量使用します。なおこの顔描きにはすべてウインザーアンドニュートン社の細筆を使っています。大変使いやすい筆で作業がはかどります。

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目を描き込みました。

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そして。肩章や襟章などにはこんな便利なデカールセットがあるので使ってみました。タミヤ1/16 1/35 ドイツ兵階級章デカールセットです。

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描くと大変ですが貼るだけでリアルな階級章が表現できます。

今回はいろいろ忙しい時期と重なり消化不良のレポートになってしまいましたがなんとか完成しました。
完成写真です。
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その他のアングル、大きな写真はこちらで。

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ジオラマ作品はホームページのギャラリーでどうぞ。


次回は新作のタミヤ1/35 ヤークトタイガー そしてU.C.ハードグラフシリーズ61式戦車(ガンダムに出てくる戦車)を予定しています。しかしもうすぐお正月。年末年始は和風のプラモデル。お城なんぞ作ってみようかと思います。ちょっと戦車をお休みして次回は名古屋城の制作です。

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2号戦車A~C型の制作3
制作の途中でかなり間が開いてしまい申し訳ありません。また制作記を再開します。

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●説明書の指示のあるところにピンバイスで穴を開けます。開ける場所を間違えないように気をつけてください。この穴は装備品の取り付け用の穴ですが戦車などのキットでは型式によって装備品の取り付け場所が微妙に違ったりしている場合があります。キットのバリエーション展開が考えられており各型式に対応するためその型式に合った箇所に自分で穴を開けるということはスケールモデルではよくある事です。

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●フェンダーの裏に押し出しピンの跡(丸いくぼみ)がいくつもあります。完成後は下からのぞき込まないと見えない箇所ですが気になる方はパテで整形してください。

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●自分はフェンダーや車体裏におがくずとタミヤパテを混ぜたものを塗り付けるということをよくやっています。巻き上げた泥や土が固まっているという表現をしたいわけですが同時に押しピン跡なども埋めてしまいます。ペーパーなどできれいに整形する手間も省けリアルな感じも出て自分では気に入っている方法です。

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●ラッカー系溶剤を少量混ぜてよく練り合わせます。
おがくずは手に入りにくそうですが東急ハンズで一袋数百円で売っています。自分はジオラマの土の表現にも使っており模型によく使う材料となっています。カラーパウダーもおがくずに着色したものだと思いますので同じように使えると思います。

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●あまり厚くなりすぎないようフェンダー裏面に塗っていきます。塗装するとキャタピラが巻き上げた土が固まっているように見えるわけです。

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●前面の装甲板にも説明書の指示に従って穴を開けます。

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●説明書の6番の行程ですがB2とB14の部品の上に次の7番でB3とB13の部品が重なりますのでB2とB14の表面の彫刻を削って平面にします。

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●マフラーのカバーはエッチングパーツです。切り出しはカッターナイフやデザインナイフで行います。

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●切り跡の整形には目が細かいダイヤモンドヤスリを使うと便利です。ダイヤモンドと言ってもこのヤスリも100円ショップで買う事が出来ます。

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●ヤスリの柄の丸み使ってエッチングパーツを曲げていきます。車体への接着は瞬間接着剤を使います。

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●砲塔の中は組み立てる前に色を塗りました。戦車の中は暗くて狭いので白く塗られることが多いようです。

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●砲塔の合わせ目に溶接跡を作ってみたいと思います。まずランナーの一部分を火であぶって熱を加え左右を引っ張って伸ばします。これを伸ばしランナーといってプラモデルのデティールアップやすき間の修正などによく使われます。火を使うときはくれぐれも火災とやけどに注意してください。決して接着剤や溶剤の近くで作業しないでください。

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●溶接跡を再現する場所に伸ばしランナーを接着します。

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●キットに彫刻されている溶接跡を参考にしながらルーターやナイフで彫刻していきます。

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●組み立てが終わりました。アンテナは真鍮線を使いました。次回塗装して完成です。

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2008年 中京AFVの会
今日は名古屋市内で開催された中京AFVの会に行ってきました。ちょっと遅めの11時頃に会場に着くと展示用の卓の上は作品でいっぱい。作品が見えないくらい卓を取り囲む人もいっぱいで大盛況でした。コンテストの持ち込み作品も高いレベルの作品が並び特にジオラマの大作は圧巻です。自分も作品をどうにか完成させて出品しましたがその作品群に埋もれてしまって今年もなんの賞にもカスリませんでした。
プラモデル作りの上達にはたくさんの作品を自分の目で直に見ることが大切だと思います。自分でも毎年この会に参加してなにが自分の作品に足りないのか?とかいろいろ感じることがあります。皆様のお住まいの地域でもこういった集いがありましたら参加してみることを是非お勧めします。

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自分のジオラマ作品です。だいぶ間が開いてしまいましたが今週から2号戦車の制作記も再開したいと思いますのでよろしくお願いします。

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2008年 岐阜基地航空祭2
昨日に続きブルーインパルスの写真を貼ってみました。

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