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チョー初心者のためのプラモ講座 2008年07月
チョー初心者のためのプラモ講座
プラモデルの選び方、プラモデルの作り方、塗装のコツ

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まさき

Author:まさき
プラモデルサイト「ネコでも作れるプラモデル」の管理人。
車、戦車、カンプラなどジャンルを問わず作る「なんでも屋モデラー」です。ジオラマ作りも大好きです。

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エアーブラシの使い方
新サイトにエアーブラシの特集ページを設けました。こちらも参考にしてください。
プラモを作るために必要なモノ

今回はエアーブラシの使い方の解説です。
ハンドピースの基本的な扱いは特に難しいものではなくカップに塗料を入れてボタンを押せば塗装が噴射できるのですが初心者の方がまず最初に戸惑うのは吹き付けに適正な塗料の濃度ではないかと思います。特にラッカー系塗料については塗料瓶からそのままハンドピースに入れて吹いてみると、「なにかボロボロと荒い粒子の塗料が出てきて細いクモの糸の固まりのようなものが模型に付いてしまった。」という体験をした方も少なくないと思います。(自分がそうでした。) ラッカー系塗料に関しては「こんなに薄めてだいじょうぶか?」と思うほど溶剤で薄めてちょうど良いくらいです。ちょうど目盛りのついた塗料瓶があったので順を追って写真説明していきます。まずその前にハンドピースの持ち方を紹介しましょう。
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●人差し指でボタンを押す一般的な持ち方です。

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●親指でボタンを押す持ち方です。広い面積を長時間吹く時などの持ち方です。

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●さて、塗料の濃度についての検証です。まずクレオスのラッカー系塗料「Mr.カラー」の原液を10の目盛りの所まで入れてみます。

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●この原液をハンドピースに入れてそのまま吹いてみるとボロボロの荒い粒子が飛び散り、塗膜も荒く汚いです。このまま吹き続けると先に書いたようにクモの糸が出てきます。

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●塗料の半分の溶剤を加えてよく撹拌して吹き比べてみます。


●右の原液に比べるとまだましですが粒子は荒いです。

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●塗料と同量の溶剤を加えてよく撹拌して吹き比べてみます。

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●適正な濃度になりました。ぼかしの部分はきれいなグラデーションになっています。少なくとも塗料と同量の溶剤で薄める必要があるようです。

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●水性アクリル塗料でも吹き比べてみました。右がクレオス、左がタミヤの塗料ですがこちらは原液のままでもきれいに吹けました。

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●吹き終わってからのハンドピースの洗浄ですが、まずカップに溶剤を少し入れて画材店で売っている専用の筆や100円ショップの毛足の短い豚毛の筆を使いカップのふちをきれいにします。

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●カップに溶剤を入れ、ロズルの口を指で押さえてブクブクうがいをさせます。飛び散って服や周りを汚さないようあまり溶剤を入れすぎず、エアーも出しすぎないように十分気をつけてください。

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●さっきより溶剤を多めに入れ雑巾やボロ布などに吹き付けて中に残った塗料を追い出します。溶剤に色が付かなくなるまで繰り返してください。写真のようなクリーナーボトルがあると溶剤の霧が部屋に広がるのを防げます。


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●ニードルも結構、塗料が付いて汚くなりますので取り出してきれいにしてください。先端を曲げてしまわないよう取り扱いに注意してください。

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●時々は分解してハンドピースの内部を溶剤を含ませた綿棒など使いきれいにしてください。内部が汚れるとエアーが出にくくなったりボタンが押した状態のまま戻らなくなったりします。

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●次回からはこのキットを使い実践的なキット制作、エアーブラシ塗装を解説していきたいと思います。

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エアーブラシの選び方
新サイトにエアーブラシの特集ページを設けました。こちらも参考にしてください。
プラモを作るために必要なモノ


今回はプラモデルの塗装にかかせないエアーブラシの解説です。

塗装についての考え方ですが前回の「ケロロ軍曹」のキットのようにプラの成形色を生かし色を塗らない、もしくは一部分のみの塗装というのもプラモデルの楽しみ方のひとつです。現在バンダイから発売されているキャラクター関連のプラモデルは設定どうりに各部が色分けされていて、塗装しなくてもそれなりの物が作れます。完成後にきれいに塗装された作品を傷付くのを恐れながら遊ぶよりもいっそ塗装しないほうが良いという方もたくさんいらっしゃると思います。それから筆塗りにこだわり、筆塗り一本でエアーブラシは一切使わないという方も少数派ですがいらっしゃいます。迷彩模様のぼかしも筆だけで見事に塗装するような職人的な技術とこだわりを持った方です。

しかし一方プラモデルを色を塗ってきれいに、リアルに仕上げたい。しかも手軽に誰でもできるような方法で。というのは多くの方の願望ではないでしょうか?

その願望をかなえてくれる物のひとつがエアーブラシ塗装だと思います。もちろんこのエアーブラシも技術をつきつめれば奥の深いものですが、とりあえず要領のいい人でしたらすぐにムラなく、きれいに塗装できてしまうような道具だと思います。実際にモデラーの大半の方がエアーブラシで塗装し、もはや常識のような感じになっています。エアーブラシの道具はもっともお金がかかるプラモデルの道具の一つです。しかしプラモデルを趣味にして長く続けたいという方には欠かせない物だと思いますのでまだ持っていないという方はぜひご検討ください。そしてこのプラモ講座でもやはり塗装することを前提に作品を作っていきたいと思いますので次回の作例からはエアーブラシでの塗装で仕上げていきたいとおもいます。


まずエアーブラシに使用する道具です。「ハンドピース」と呼ばれる塗料、絵の具を吹き付ける道具と吹き付ける空気を送るための「コンプレッサー」が必要になります。ちなみに「エアーブラシ」は「水彩画」「油絵」と同じく表現技法のことで道具そのものを表す言葉ではありません。

この「ハンドピース」ですが塗料を入れる瓶がぶらさがっている「吸い上げ式」とかボタンの変わりに引き金のようなもので噴射される「トリガー式」というというものもありますが最初の一本は下のイラストのような上に塗料を入れるカップが付きボタンで操作する一般的なタイプのものがおすすめです。
ボタン式はシングルアクションとダブルアクションという2種類があります。図に特徴を書きましたがシングルアクションは塗料の量を調整する場合はいちいちダイアルを回して操作しなければならず煩わしい場合があります。若干値段は高くなりますがダブルアクションの方をおすすめしたいと思います。
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●シングルアクション

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●ダブルアクション

簡単な構造ですが下の図のようにニードルという針が入っており先端はノズルの先から出ています。このニードルがボタンで後方に引かれるとノズルとの隙間が広がり噴射される塗料の量が増えます。ルズルの口径は0.2 0.3 0.4 0.5という種類があり数字が小さいほど繊細な塗装ができますがつまりやすく手入れが大変です。最初は一般的な0.3ミリが使い易いかと思います。0.4や0.5は下地塗り用や大型模型を塗るには便利です。
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●各部の名称

コンプレッサーですがこれは1万円ほどから10万円を超えるほどの値段帯にかけて沢山の製品があり「これ」とおすすめするのは難しいです。
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●コンプレッサー このイラストの左に付いている物は空気中の水分を取る水抜きです。仕上げ塗装中に水滴が飛んで台無しにしないようせひ付けておきたいオプションです。最近はコンプレッサーとセットになっている場合も多いです。

下の写真は自分の使っている2台のコンプレッサーです。騒音、振動はほとんどなくプラモデルを塗装するには十分すぎるほどの風量がありますが値段は買った当時10万円ほどしたと思います。なぜ自分はこんな高価な物を2台も持っているかと申しますと、私はイラストを描く仕事をしておりまして今はほとんどCGになってしまいましたがほとんどエアーブラシで仕事をしていた時期がありまして必要な商売道具でした。本当は一台で十分でしたがある年の年末に故障してしまい年明けに大量のイラストを納品しなければならないため、修理に出していては間に合わないということで泣く泣くもう一台購入したわけです。
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●現在はウエーブという会社から同じタイプの物が販売されています。

こういった贅沢なコンプレッサーに慣れてしまった自分ですのであるイベントで入門用の小型コンプレッサーを試す機会がありましたがあまりにも弱い風量で「自分にはこれはじれったくて使えないな」という印象でした。しかしこれで素晴らしい塗装をされている方の作品も拝見したことがあり要は使う人次第というのもあるかと思います。
今回に記事のためネットでいろいろ調べておりましたらエアテックスという会社の製品でハンドピース、水抜き、コンプレッサーのセットが19800円で販売されているのに注目しました。タムタムというお店です。またボークスというお店ではこれと同じ製品か分かりませんがやはりエアテックス社のセットで19800円が店頭に展示されておりました。コンプレッサーの電源が入っていたのでカラ吹きしてみましたがこの値段にしては風量も強くなかなか良い感じでした。振動、音も静かな印象でしたが店頭で試してみるのと静かな自宅で作動させるのはまた大きく印象が違う場合があります。特に夜の作業はコンプレッサーの音と振動が大変気になるところだと思いますのでもしお店に行けるような地域の方でしたら直接体験するのが良いかと思います。
各社文字リンクと下にアマゾンの関連商品の一部を貼っておきました。プラモデル作りの道具としては最も高価な物になると思いますので、予算、性能、静粛性など十分検討して選んでください。

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ケロロ軍曹を作る3
最後の仕上げです。
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●「ガンダムマーカー」のスミ入れ用というペンでスミ入れをしてみました。これは特に必要というわけではありませんので自分の好みでやってください。

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●目の部分は黒目だけ切り取って使用しました。

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●ピンセットで貼付けます。

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●最後に一吹きトップコートのツヤ消しを本体と武器にかけました。決してスプレーは一カ所に止まらないよう素早く動かしてください。一瞬塗料がかかるだけで十分です。

完成写真です。
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●早速リクエストした甥っ子のおもちゃになってしまいました。

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ケロロ軍曹 武者ケロロケロロ軍曹 武者ケロロ
(2008/02/09)
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ケロロ軍曹を作る2
前回はケロロ軍曹の顔まで作りましたが、胴体部分は更に簡単ですので誰でも特に問題なく組めると思います。今回はワンポイントの塗装を解説します。塗料は水性アクリル系が手軽で良いと思いますがその他ラッカー系でもエナメル系でもかまいません。専用の溶剤も用意してください。
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まずマスキングテープで塗装しない部分を覆います。写真はタミヤのテープで数種類の幅がありますが最初は10ミリと18ミリの2種類揃えれば便利かと思います。テープのふちにゴミが付くとシャープな塗り分けができませんので最初はケースに入っているものを選んでください。
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●マスキングテープを貼ってしっかり密着させます。

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●カッターナイフかデザインナイフで段差に沿ってゆっくり切れ目を入れます。

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●マスキングができました。

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●塗料の中身をよくかき混ぜます。水性アクリル塗料では溶剤で薄めなくてもそのまま塗れますが、塗料が伸びずに塗りにくいと思ったら溶剤でほんの少し薄めてください。

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●筆塗りの基本を図にしてみました。縦から始めても横から始めても結構ですが平行に筆を動かし下の色が乾いたら交差するように塗り重ねます。

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●シールドの星は黄色で塗りますがそのまま黄色を塗ると下地の赤が透けて発色が悪いのでまず白を塗っておきます。黄色はラッカー系の塗料しか手元にありませんでしたのでこの部分の白だけラッカー系の塗料で塗りました。


●と言っても小さな面積で曲面ですのでなかなか教科書どうりにはいきません。塗りムラがあってもまずは乾燥させてから塗り重ねします。

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●自作のこんなもので乾燥させています。

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●この部品はマスキングなしで細い筆でそのまま塗っていきます。こちらも下塗りが乾いたらもう一度塗り重ねました。

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●マスキングが雑でした。塗装が派手にはみ出してしまい悪いマスキングの見本になってしまいました。

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●しかし心配いりません。下地は塗装していないので爪楊枝の先に溶剤を含ませたティッシュを巻き付けてはみ出した塗料を拭き取ります。水性アクリル塗料で塗装した部分も強力に溶かすラッカー系の溶剤を使っています。

次回完成です。

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ケロロ軍曹を作る
いままでは塗料、工具の解説ばかりでしたがそろそろ実際のキットを作りながら実践的な工具の使い方などを解説していきたいと思います。今回は接着剤を一切使わず塗装も筆塗りで一部分だけにしました。
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●最近はケロロ軍曹のキットをどこの模型店でもよく見かけます。このキャラクターについては詳しく分かりませんが甥っ子から以前から「作ってくれ」とせがまれていましたし組み立ても簡単で初心者でも楽しめるキットだと思いましたので第一回目に取り上げてみました。

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●まず説明書を見て部品が揃っているか確認しましょう。組み立ての手順もざっとつかんでください。

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●今回使用する工具、塗料です。塗料はたまたま手元にある物を選んだだけで、全部ラッカー系でも水性アクリル系でもエナメルでもなんでも結構です。塗装にまだ自信なければ組み立てるだけでも楽しめると思います。ピンセットと筆の間にあるサインペンの用な物はクレオスから発売されている「ガンダムマーカー」のスミ入れ用という物です。これも必ず必要という物ではありません。

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●いよいよ制作にとりかかります。説明書の指示に従って順番に部品をランナーから切り離していきますが、ここで注意することがあります。

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●この図のように普通プラモデルはランナーという枠に部品がつながっていますが、その部品とランナーをつないでいる細い部分をゲートと呼んでいます。今回のケロロ軍曹のキットはゲートの部分が大変短い部品がありそういった箇所は部品ギリギリに切ると部品を傷つけてしまう恐れがあります。

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●ゲートが短くニッパーの刃が入れにくいと思った場合はちょっと余裕を持ってランナーの部分を少し残して切り取るようにします。

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●そしてカッターナイフかデザインナイフで部品の外側に刃を向けるように慎重にゲートを切り落とします。

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●爪みがきやペーパーを使って切った跡をきれいに整形します。こういった作業を模型用語では「ゲート処理」と呼んでいます。

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●部品の向きに注意しながらどんどん組み立てていきます。

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●顔の部分ができました。次回に続きます。

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夏休みに作ろう 恐竜プラモ
いよいよ学生さんは長い夏休みに突入しました。恐竜プラモという夏休みにピッタリのプラモデルがあったのに今まで紹介するのを忘れておりました。学校の工作の宿題に恐竜プラモのジオラマを持っていったらダメなんでしょうかね?
組み立ても簡単で、誰も生きている実物を見た人もいないのでどんな色に塗っても自由ですし楽しく作れると思います。
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●デパートの夏休みイベントでも恐竜展は人気イベントです。写真デパートのロビーに展示された精巧な恐竜ロボットです。

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プラモデル制作に必要な工具
今回はプラモデル制作に必要な工具をご紹介します。まずプラモデルを始めるにあたって最初に揃える工具をピックアップしました。多くの物は100円ショップで調達できますのであまりお金をかけないで揃うものばかりです。しかし少々高い物を買ったほうが良い道具もあります。自分の予算と相談して選んでください。なお自分の道具は塗料やパテの汚れで恐ろしく汚いのでほとんどの工具がイラストでの紹介になってしまいました。


まず一番必要なものはランナー(部品が付いた枠)から部品を切り取るニッパーという工具です。昔は模型屋さんの店頭で買ったばかりのプラモデルの部品をランナーから手でもぎ取って作ったという覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんが今のプラモデルの部品は大変精密、繊細です。必ずニッパーを使って切り取ってください。(爪切りで切り取っている方もいらっしゃるようですがやはり使い易さはニッパーにはかないません)
100円ショップでもニッパーは売っていますが電気工事用の物が多く、刃が厚くて使いにくいです。ニッパーは模型専用の物を購入することをおすすめします。1000円くらいの物でしたら結構使い勝手は良いかと思います。
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カッターナイフはどこのご家庭にもある工具かと思います。これは100円ショップの物で十分使えます。いつまでも同じ刃を使っていると切れ味が落ちて仕上がりに影響するばかりが怪我の原因になりますのでこまめに新しい刃に変えてください。下のイラストはデザインナイフ(商品名 アートナイフ)と呼ばれる物ですが細かい部分はこちらのナイフが便利です。
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ヤスリも100円ショップの物で十分です。金属加工用の目の細かい物を選んでください。カーブのある面には丸いヤスリがあると便利です。そしておすすめはイラスト一番下の女性用爪磨きです。種類もたくさんあり裏、表で目の荒い物と細かい物が分けられていたりして便利に使えます。これも100円ショップにあります。
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工具ではありませんが紙ヤスリ(ペーパーと呼ばれることが多いです)もプラモデル作りには欠かせません。写真はタミヤのフィニッシングペーパーという商品で荒目、中目、細目の3種類がセットされて使い易いセットです。パッケージの裏に詳しい使い方も解説されてありますので是非お読みください。
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ピンセットは細かい部品が多いスケールモデルを作る際には欠かせません。100円ショップの物でも十分使えますが1000円程度以上の物だと先端もピッタリ合い更に使い心地が良いです。先端が曲がった物、直線の物など形がいろいろありますのでまずは100円の物で自分が使い易い形を探してみても良いかと思います。  
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ピンバイスと呼ばれる穴を開ける道具です。実際スケールモデルでは自分で穴を開けなければならない工作が必要になる場合が度々ありますので用意しておいたほうが良いかと思います。本体に必要な口径のドリル刃を取り付けて使います。ドリル刃は別売りです。
下のイラストは100円ショップのダイソーで販売されているものでドリル刃は固定ですが数種類の口径のドリル刃が売られていますので全部揃えればいちいち刃を付け替える必要がないので大変便利で、値段も本体とドリル刃を別々に買うより安く抑えられます。
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筆も100円ショップの物が結構使えます。馬毛や豚毛の物ではなくナイロン毛の物を買ってください。ただし1/35スケールのフィギュアを本格的に細部まで塗るには一本1000円以上するしっかりした筆(高級画材メーカーのウィンザーアンドニュートン社のものがおすすめ。大きな画材店で買えますが最近は模型屋さんでも扱っているところがあります。)を使った方が圧倒的に塗り易いです。
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最後に机やテーブルを傷付けてお母さんや奥様の怒りをかわないよう100円ショップでカッティグマットも用意してください。
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塗料の種類と選び方5(缶スプレー塗料)
今回は缶スプレー塗料についてです。缶スプレー塗料はちょっとコツをつかめばだれでも手軽に美しい塗装ができる大変便利な塗料です。自分は主にエアーブラシを使用してプラモデルの塗装をしていますがスプレー缶の塗料にもよくお世話になっています。車の光沢塗装やクリアの吹き付けは一度に多量の塗料を吹き付けるよりも薄い塗膜を乾かしながら何度も重ねた方が失敗の危険性も少なくきれいに仕上がります。エアーブラシでの吹き付けはそのつどハンドピースのカップの中で塗料が固まらないように洗浄しなければならず結構面倒なものですが、その点缶スプレー塗料は手軽に使うことができます。缶スプレー塗料で一般的なものはラッカー系塗料、水性アクリル塗料のところでご紹介したGSIクレオスの「Mr.カラースプレー」です。「ラッカー系(油性アクリル)」の塗料で色数も多くどこの模型店でも扱って入手しやすい塗料です。
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●GSIクレオス Mr.カラースプレー  525円 

そしてタミヤからも「タミヤカラースプレー」が発売されています。こちらはタミヤ製品の色指定になっていますのでアクリル、エナメル系と同じくタミヤ製品を作る時は便利です。
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●タミヤ タミヤカラースプレー 600円~

ここで注意していただきたいことは、この「タミヤカラースプレー」の中身は水性アクリル塗料やエナメル系ではなく「ラッカー系(油性アクリル)」の塗料ということです。ですから水性アクリル塗料やエナメル系で塗装した上に吹き重ねないでください。ラッカー系ということで性質はクレオスの「Mr.カラースプレー」と同じように思いがちですが、先日見つけたサイトで「タミヤカラースプレー」はエナメル系の溶剤で溶かされるという話題が載っていました。前回の講座で書きましたがラッカー系で塗装した塗膜はエナメル系で侵されることはないはずです。しかし今回この記事を書くにあたって自分でも実験してみましたが写真のようにタミヤのカラースプレーを吹いたところはエナメル系の溶剤で溶けてしまいました。どうしてこういうことが起こるのか今の時点では分かりませんが調べておきたいと思います。ということでクレオスの製品とも成分が違うはずですのでお互いの塗り重ねも避けたほうが無難です。
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●タミヤエナメルの溶剤を布に含ませて両方をこすってみました。左の赤色はクレオスのMr.カラースプレーでエナメル系の溶剤に侵されることはありませんが、右のタミヤカラースプレーは缶にラッカー系という表示があるのになぜかエナメル系の溶剤で侵されてしまいます。

塗料とは違いますが塗装に関連する缶スプレー2種類もこの記事で紹介します。また後で必要がありましたらそのつど詳しく解説しますが今回は簡単に特徴を解説させていただきます。まずは塗装前に使用する「サーフェイサー」です。これはプラモデル表面に付いた傷を埋めて表面を均一にしたり塗料の食い付きを良くする、プラモデルの整形色を隠ぺいして塗装の発色を良くするために使われます。クレオスでは粒子が荒い(大きな傷用)500番と1000番(タミヤはこの1000番の粒子です) 1200番の3種類があります。この「サーフェイサー」は必ず使わなければいかないという物ではなく、作るキット種類や好みで使われているものです。例えば美しい塗装面が必要なカーモデルでは多く使われますが、戦車模型では個人の好みで必要ないという方も多いです。
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●GSIクレオス Mr.サーフェイサー 420円~

次は塗装後の仕上げとして使用する「トップコート」です。光沢 半光沢 つや消しの3種類があり塗装後のツヤを均一にして整えるために使用します。水性アクリル系ですのでどの種類の塗料の上にも塗り重ねできます。ただしツヤ消し、半光沢で塗装した色の上にトップコートの光沢を吹いてもきれいなツヤはでません。
ガンプラなどのキャラクターモデルでは完成後も頻繁にポーズを変えたり、武器を取り替えたりして遊ぶ方は「簡単フィニッシュ」と称して塗装せずプラの整形色を生かしてトップコートを最後に吹きかけるだけという方も多いようです。その方が塗装の傷を気にせず遊べます。
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●GSIクレオス トップコート 525円

最後にカーモデルを塗装する例として缶スプレー塗装のコツを簡単にイラストにしました。まずかなり広い範囲に塗料が飛び散りますので床には広めに新聞紙などを敷いてください。壁にもかからないよう注意してください。もちろん火気厳禁です。間違っても乾燥が早いからだと言ってストーブのすぐ近くで作業しないでください。大変に危険です。
そしてトイレットペーパの芯でもスプレー缶でもなんでも結構です。塗装面に触らず対象物を動かせる持ち手を作ってください。ボディ下部などこの持ち手を持って角度を色々変えながら塗り漏れがないよう気をつけてください。
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塗装する時には缶をよく振り中身を撹拌します。吹き始めは塗料が大きな粒になって飛びますので対象物から少し離れた所から吹き始めます。そして対象物と平行に素早く動かします。同じ所を何度も往復すると塗料が厚くなりすぎ垂れてきますので常に吹く場所を移動してください。自分の場合は往復せずにイラストの矢印一方向からだけ吹き付けるという感覚で吹いています。
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一度に全部塗ってしまおうと焦ると失敗の元です。慣れないうちは少しずつ様子を見ながら吹き重ねてください。もし塗料が垂れたりほこりやゴミが付いたりしても慌てないでください。少々のことでしたらよく乾燥させてからペーパーで削れば修正できます。
乾燥させる時はほこりやゴミがつかないように箱か何かでカバーすると良いです。
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スプレー塗装の動画を用意しました。



缶スプレー塗装の感覚は経験で覚えるしかないと思います。この講座でも実践的な塗装を何度も取り上げるつもりですが失敗を恐れずに挑戦してみてください。

まだ塗料もいろいろ取り上げたいことがありますが夏休みにも入ったことだし次回から道具の解説から作り方に入っていきたいと思います。

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塗料の種類と選び方4(エナメル系塗料)
今回はエナメル系塗料についてです。日本でのエナメル系塗料の普及は米国のパクトラ社の製品がタミヤから「パクトラタミヤ」という名前でタミヤから販売されたのが最初で現在は「タミヤカラーエナメル」という名前に変わりましたがすっかり日本でも定着して模型制作に欠かせない塗料になっています。しかし自分の知っているモデラーの方で、エナメル系だけですべての塗装をこなすという人はあまり聞いた事がありません。私もエナメル系塗料は細部の筆塗りとスミ入れ、ミニタリーモデルの汚し塗装に使うのが中心です。特にツヤのある色は乾燥に時間がかかるという欠点があり広い面積の塗装には向かないということが理由に一つかと思います。しかし欧米ではエナメル系塗料は模型用塗料の主役であり特に「ハンブロール」というエナメル系塗料が普及しているようです。この「ハンブロール」ですが日本ではどこのお店でも買えるというほど一般的なものではなく、一部の大型店、専門店でしが扱っていません。しかし長い歴史のある塗料で日本でも古くから雑誌広告等で紹介されてきました。出戻りモデラーの方には懐かしいと感じる方もいらっしゃると思いますし、発色が良いということで愛用しているファンの方も少なくないと思いますのでこの講座でも取り上げました。
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●タミヤカラーエナメル(左)とハンブロール(右)

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●30年前の模型雑誌の広告です。日本でのハンブロールの歴史も長いですが現在でも入手しにくいのが欠点です。

欧米で日本よりエナメル系塗料が普及しているのは、欧米は日本に比べて湿気が少なくエナメル系でも乾燥に時間がかからないといことを聞いたことがありますが、実際は欧米では日本で言う「ラッカー系」塗料は販売が禁止されているそうなので必然的に、エナメル系か水性アクリル系塗料しか使えないという事が大きいかと思います。日本と欧米との塗料における環境はかなり違うようですが日本のモデラーは、ラッカー系という使い勝手がよく他の種類の塗料に侵されにくい塗料が自由に使えるので下地はラッカー系で上に重ねる塗装はエナメルというスタイルが定着しているのではないかと思います。
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●筆塗りで両方の塗料を比べてみました。両方ともツヤ消しの色でタミヤカラーエナメルは10分ほど待てば乾燥して触っても大丈夫ですが、ハンブロールは数時間たってもツヤが消えず触ると指紋がつきます。ハンブロールは薄く塗り、下地が乾燥するのを待って何度も塗り重ねたほうが良いようで扱いは少々難しそうです。やはり初心者の方にはタミヤカラーエナメルの使用をおすすめします。
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●翌日にはハンブロールも乾燥していましたが、ツヤが残ったままです。ハンブロールの溶剤を含ませたティッシュで表面をこするとツヤが消えてツヤ消しの塗装面になりました。
そして同じエナメル系でも性質が違うようでタミヤエナメルは溶剤で表面をこすると溶けてきますがハンブロールは溶けません。強くこすると剥がれてきました。


またエナメル系塗料は油絵の具と相性がよく混色することができます。自分はフィギュアの塗装にはエナメルと油絵の具の組み合わせで塗っています。人間の肌は下地にエナメル系塗料を使い、影や表情は油絵の具で描き入れていきますし、服のしわや影にも油絵の具を使います。エナメル系塗料と油絵の具は塗っているうちからすぐに乾燥しませんので、ブレンディングと呼ばれる筆で隣の色となじませて自然なグラデーションを作ることができるのです。
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●主にエナメル系塗料と細部を油絵の具で塗ったフィギュアです。


エナメル系塗料はその特性を生かしていろいろな場面に応用できますのでこの講座でも実践的な使い方はそのつど詳しくご紹介していきたいと思います。

塗料の種類と選び方3(水性アクリル塗料)
今回はラッカー系の次によく使われている水性アクリル塗料です。模型用塗料として大変優れたラッカー系塗料ですがやはり最大の問題はシンナー臭だと思います。塗装には同居の家族、隣人に気をつかい自分も健康に気を使い塗装ブース、防臭マスクで防衛して塗装に臨んでいる方は多いと思います。また気化した溶剤に引火しやすいという特徴もあり小学生がラッカー系塗料で塗装中に起こした火災事故が問題になり水性の塗料が開発されたとい経緯があるそうです。そういう中でやはり水で手軽に希釈、筆洗いができて安全な水性アクリル塗料の存在価値は高いと思います。しかしさっき「水で手軽に希釈できる」と書きましたがあまり薄めすぎるとプラスチックにはじかれてしまいますので実際は専用の溶剤を使用する必要があります。クレオスの水性ホビーカラーは水の使用は10パーセントまで、タミヤカラーは少量の水でもはじきやすくなってしまいますので基本的には希釈は溶剤でということになります。クレオスの水性ホビーカラーは水で希釈できるということで専用の溶剤というものがありませんでしたが、最近になって発売されました。またタミヤのアクリルと成分が同じで溶剤も共通して使えますのでクレオスの溶剤が発売される前はタミヤの溶剤で希釈している方もみえたようです。
エアーブラシでも使用時には原液でなく少々溶剤で薄めたほうが使い易いです。筆塗りの場合は原液で大丈夫です。
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● タミヤとクレオスの水性アクリル塗料の原液を筆塗りしてみました。筆ムラも残らずきれいに塗れましたがクレオスのフラットブラック(つや消し)は少々ツヤが残ってしまって写真ではムラがあるように見えます。タミヤの方はきれいなつや消しになりました。


ラッカー系のところで紹介したガイアノーツからは徳用のアクリル系専用溶剤(タミヤ、クレオス用)も発売されていますので溶剤に関してもラッカー系と変わらないほど製品が出ています。ただ成分としては有機溶剤が含まれており、アクリル塗料の使用時にも換気と火気には注意してください。臭いはラッカー系ほど強い臭いではありませんが全く無臭というわけではありません。また裏ワザとして塗料の伸びの良くなるということでラッカー系の溶剤でアクリル塗料を希釈することもできます。自分もエアーブラシで吹き付ける時、アクリル塗料が吹き易いような気がして最近はラッカー系の溶剤を使うことが多くなりました。しかしこれはあくまで裏ワザということで基本は専用のアクリル系用溶剤です。初心者がいきなり最初からラッカー系溶剤を使ってというのはあまりおすすめできません。十分に塗料に慣れてから試してみてください。 

さて水性アクリル塗料の弱点ですが、若干塗膜が弱いということがあります。スケールモデルではこの点はあまり気になるほどではありませんが、「ガンプラ」のようなキャラクターモデルは完成後ポーズを変えて遊んだり、武器を取り替えたりと傷が付くリスクが多少高いので注意が必要です。ただプラモデルの塗装はラッカー系塗料でもアクリル系でも爪で強く引っ掻いたりすれば必ず傷が付きます。完全に保護できる塗料はありません。そういう意味では弱点と言えるかどうか微妙なところですが、キャラクターモデルを塗装されている方はラッカー系を使用している方のほうが多いようです。 

もうひとつの弱点として乾燥が遅いというのがありますがエアーブラシで薄く塗装する程度でしたら自分は全く気になりません。逆に乾燥が遅いということは筆ムラができにくいという長所でもあり、実際自分は筆塗りにはこのアクリル塗料を使っています。筆塗りでもツヤ消しの色でしたらあまり乾燥に時間はかかりません。ただ光沢の色を筆塗りするとかなり乾燥に時間がかかり乾いたと思って部品を触ると指紋の跡がついてしまうようなこともありますので注意してください。この点ラッカー系との使い分けも考えてみてはいかがでしょうか?しかし総合的には水性アクリル塗料は年少者からベテランまで手軽に安全に使用でき模型用塗料として十分な機能を持った塗料だと思います。

塗料の種類と選び方1-2
塗料の重ね塗りについて

前回塗料の種類と選び方1として塗料の種類や用途による選び方をおおまかに解説しましたが塗料の重ね塗りの事についてもこの項目で解説した方が良いかと思いまして塗料1回目の補足として追加したいと思います。この重ね塗りの知識は塗り分けやスミ入れ(くぼみや凹線に濃い色の塗料を流し込みシャドウを強調する)戦車模型の汚し塗装など幅広い分野で必要となりますし、各塗料の性質を知らないばかりに完成直前の作品を最後のひと塗りで台無しにしてしまわないようによく覚えておいてください。

今度は最初に重ね塗りの対応表を掲載します。これを見ながら説明しましょう。
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まずラッカー系塗料で塗装した面に塗り重ねする場合です。強い塗膜で他の塗料に侵されにくいという性質ですので、上にエナメル系、水性アクリル系の塗料で塗り重ねしても下地に影響ありません。もし失敗した時はそれぞれの溶剤で拭き取っても下地のラッカー系塗料まで溶け出すことはありません。この性質を利用してラッカー系塗料の下地の上に細かい部分やスミ入れをエナメル系、水性アクリル系で塗装しはみ出た部分をそれぞれの溶剤を含ませた綿棒などで拭き取るという塗装法はよく行われています。しかし同じラッカー系を塗り重ねした場合、エアーブラシで薄く吹き付けたりする時は影響ありませんが、筆塗りの場合、同じ場所で筆を返してコネコネしているとすぐに下地が溶けて色が混ざってきますので注意が必要です。(表の△はこういう理由です)もしラッカー系同士の塗り重ねをする場合は一度に塗ってしまおうとせず、乾燥させながらすこしずつ塗り重ねするときれいにできます。とにかくこのラッカー系はすべての塗装を溶かしてしまうと覚えておいてください。もちろんエナメル系、水性アクリルの上にラッカー系の塗り重ねは基本的には不可です。(エアーブラシで薄く吹き重ねる程度の塗装なら結構問題なく塗れてしまいますが、塗料がひび割れするなどどんなハプニングがあるかわかりません。十分塗装に慣れるまでは基本を守って冒険しない方が良いです。)

次に水性アクリルです。乾燥した水性アクリル塗料の上にはエナメル系、水性アクリルの塗り重ねができます。同じ水性アクリル同士の塗り重ねですがこちらもラッカー系と同じく溶け出しますがラッカー系ほど強力ではなく筆で下地を何度もゴシゴシすると剥がれるという程度なので微妙なところですが○としました。こちらも乾燥させながら塗り重ねるのが良いかと思います。エナメル系も同じような感じですので○です。しかし塗装のはみ出しなど溶剤をしみ込ませた綿棒などでゴシゴシこすると下地が剥げてきますのでご注意ください。

次にエナメル系です。エナメル系も同じエナメル系同士では下地が溶けますがよく乾燥していれば普通の筆塗り程度ではなかなか溶けませんので○としました。水性アクリルでは下地は溶けませんのでこれは文句なしの○です。

自分の場合ですが基本的にベースの塗装はラッカー系、迷彩色などの重ね塗り、筆で塗る場所は水性アクリル、スミ入れ戦車などの汚し塗装にはエナメル系と3種類の塗料を使いわけています。
多くのモデラーの方も塗料の特性に合わせて数種類の塗料を使い分けている方が多いようです。

塗料の種類と選び方2(ラッカー系塗料)
今回はラッカー系塗料について少し詳しく解説したいと思います。
 前回この「ラッカー系」の代表としてGSIクレオスの「Mr.カラー」を挙げましたが実は模型用塗料でのラッカー系というのは正式には「油性アクリル樹脂塗料」というもので一般のラッカー塗料とは成分が異なるものだそうです。  
しかしこの「ラッカー系」塗料は模型ファンの間ではなじみが深く出戻りモデラーの方には「グンゼ産業Mr.カラー」もっと前の世代だと「レベルカラー」という名前のほうがしっくりくる方もいらっしゃるかと思います。
日本国内ではプラモデル用塗料として最も普及している製品で自分も大変お世話になっています。値段、入手のし易さ、短い乾燥時間、豊富な色数、強い塗膜といいことずくめの塗料のようですが、強いシンナー臭を発生することから家族やご近所からのブーイングで水性塗料に変えたという方も少なくないのではないでしょうか?過去にも子供が使用することが問題となり水溶性塗料が開発されたという経緯を聞いたことがあります。
しかし優れた模型用塗料というのは事実で、多くの方がこの塗料を使用しています。カーモデル、戦車、飛行機、艦船、ガンダムまで幅広くカバーしその他にメタルカラー、蛍光カラー、UVカットと種類も多種、多用で幅広い表現ができます。
使用に関しての注意ですがエアーブラシで使用する場合は必ず溶剤で薄めてください。そのまま原液を噴射するとクモの糸のような細かい糸くずのようなものが出てきます。この糸の用な物が出てくるのは塗料が濃すぎる証拠です。まず最初はハンドピース(塗料を吹き付ける道具)のカップに溶剤を入れ少しづつ塗料を入れて適正な濃度をつかんでください。筆塗りする場合でも若干薄めたほうが塗り易そうですがこの辺は個人の好みかと思います。そして部屋の換気と火気には十分ご注意ください。
乾燥後は塗膜が強いためガンダムのプラモデルのような完成後動かして遊んだりするような模型にも最適です。しかしいくら塗膜が強いと言っても間接の可動部のような部品が擦れ合う部分はかならず剥がれますので、そういう部分は部品をすり合わせて干渉する部分がないように加工してください。爪を立てたりしても傷になります。プラモデルに塗装したら絶対に傷がつかないという塗料はいまのところありません。
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●メタルカラー、蛍光カラー、ガンダムカラーなど種類の多さも魅力のクレオスのラッカー系塗料。



さて、日本で入手できるラッカー系塗料はこの「Mr.カラー」だけではありません。最近自分が気に入って使っている塗料に「ガイアカラー」というものがあります。この「ガイアカラー」はガイアノーツ株式会社という会社の製品です。この会社は2004年創業というまだ新しい会社ですので「聞いた事がない」という方も多いかと思いますが精力的にプラモデル用塗料や塗装関連商品を企画、販売し着実にファンを増やしています。容量が10mlのMr.カラーに対して15mlのガイアカラー、値段も50円ほど高いですが十分満足できる設定です。このガイアカラーの特徴としてメーカーがうたっているのは隠ぺい力が強いという点です。つまり濃い色の上に薄い色を塗っても発色が良い、厚塗りしなくとも良い発色が得られるという点です。実際自分も使った感じこの「隠蔽力の強さ」という点を実感しました。もうひとつの利点として他のラッカー系塗料と互換性があるという点です。つまりクレオスのMr.カラーと混ぜ合わせることができますし、溶剤も共用することができるというのもポイントが高いです。また当時の色見本帳から正確に調色された零戦のカラーセット、ドイツ軍戦車の迷彩色セットも販売されていますので正確な色で塗装したいという方には心強い商品です。まだ色数がそれほど多くなく販売店も少ないなど発展途中の製品で
すが、ラッカー系塗料の選択肢が増えるという点でも今後楽しみな塗料です。
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●ガイアノーツ 「ガイアカラー」

この他にも国内で販売されているラッカー系塗料が数種類ありますが、特定の分野に特化している塗料であったり、ごく一部の店でしか扱っていないなど、初心者の方を対象としたこの講座の趣旨とは合わないところがありますので今回は2種類の紹介で終わりたいと思います。

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