さて3月の中京AFVの会に向けてタミヤの新製品「シャーマン イージーエイト」「アメリカ戦車兵セット」とバーリンデンのレジン製ストラクチャーを使いジオラマを作ります。今回は大掛かりな建物や樹木などは作らずこの3つのキットを構成する程度の簡単なジオラマにしてみます。

まずジオラマのフレームを用意する必要があります。このフレームについては後ほど詳しく解説しますが今回は模型ショップRさんで販売している既製品フレームを使います。この木製のジオラマフレームは寸法をオーダーできたり塗装済みのものがあったりと大変便利に利用できますが、お値段もお値打ちで自分のような不器用な人間には個別に材料を買ってガタガタのフレームを作るよりコストも無駄な手間も省けます。
今回は無塗装のものを購入して自分でニスをスプレー吹きしましたが、少しづつ乾かしながら吹いていかないとニスが垂れてくるのでこれもなかなかな手間がかかります。

スプレーの無駄吹きのコストや仕上がりを考えると次回から塗装済みのフレームの購入を考えてみます。

さて次は東急ハンズで買ってきた3ミリ厚のラワン合板と30ミリ厚のスタイロフォームと呼ばれる建築の現場で断熱材で使われる材料を使います。今回買った合板は450×300で199円 スタイロフォームは450×450で580円です。

まず合板をフレームのサイズより少し小さめに切り木工用ボンドで貼り底板にします。

次に同じようにスタイルフォームを木工用ボンドで貼ります。この上に地面を作っていきます。

ジオラマのベースは色々な種類がありますがまず一つはデコパージュの板に直接地面を作る方法です。

次にデコパージュの板の上に角材で立ち上げを作り高さを出しました。

これは三角材と角材を組み合わせ作ったフレームです。

さて問題なのは額縁ベースと呼ばれるジオラマベース。時々作品展で見かけますが地面がフレームより下に作られた作品です。本来ジオラマとは風景の一部分を切り取った表現を再現するものでジオラマの外にもずっと地面や海面などが続いている事を想像させないといけませんが、地面がフレームより下に作られていると何か囲われたスペースの中に作った「箱庭」といったものを想像してしまいます。この額縁ベースに関してはスケールアヴィエーション

次回に続きます。