今回はジオラマベースの制作からフィギュア、小物を作り完成です。

●ジオラマのベースとなる板ですが写真を撮り忘れいきなりこの状態です。東急ハンズで購入した木材にスプレーニスを吹き10ミリ厚のスタイロフォームを貼りました。木材はご覧の通りきれいに製材された板ではなく端材のような板でニスを塗るだけでいい味が出せそうです。

●スタイロフォームには100円ショップで購入したコルクシートを貼りました。

●ガスポンプと車両をセットしてレイアウトを確認しておきます。

●コルクシートはアクリル塗料のフラットブラックで塗りました。

●塗料が乾いたらマスキングテープで覆います。地面には以前使ったタミヤの情景テクスチャペイントが残っていたのでこれを使います。このテクスチャペイントは手軽に地面を作る事が出来ますが若干コストが高めです。

●このテクスチャペイントは中にセラミックの粒子が入っているそうで、筆を使って塗るとその粒子のせいで筆が使い物にならなくなってしまいます。今回は使い古したスプーンを使って塗っています。

●定規を使用してテクスチャペイントを平に伸ばしています。

●テクスチャペイントを塗ってみましたがやはりこれは砂浜のような質感になりそうです。今回のジオラマの仕上がりイメージとはちょっと違います。テクスチャペイントを使った意味がなくなってしまいそうですがカラーパウダーのライトブラウンを上からふりかけました。

●木工用ボンドを水で溶きカラーパウダーを湿らせ定着させます。

●丸い木材をローラ代わりにして軽く表面を押さえてカラーパウダーを落ち着かせます。

●ガスポンプは木工用ボンドで地面に接着します。

●地面がまだ乾燥していない間に地面に押しつけ馴染ませます。

●土だけでは味気ないので緑も欲しい所です。鉄道模型用の草を少し植えてみました。

●どうやらこの草だけでは少し違和感を感じます。タミヤ情景テクスチャペイントの草が少し残っていたのでこれも使ってみます。

●こんな感じに草を配置しました。

●色がちょっと鮮やかな感じがするのでタミヤカラーアクリルのフィールドグレイを少し吹き付け鮮やかさを抑えます。

●落ち着いた色の草になりました。

●さて、この作品に登場するフィギュアですがイタレリのトラックアクセサリーの中にイメージにピッタリのフィギュアがありましたので使ってみます。

●ご覧のような分割のパーツを組みたてますが出来上がりはなかなか良い感じのフィギュアです。

●車のボンネットにヒジをつくポーズに合わせて修整しました。エポキシパテで整形します。

●整形が出来たらサーフェーサーを吹き傷や合わせ目の確認をします。

●タミヤカラーアクリルで服を塗り、肌はタミヤカラーエナメルのフラットフラッシュでベタ塗りします。

●顔や服の暗い部分、顔の表情は油絵の具で描きました。

●地面に固定する真鍮線を足に埋めました。

●次は荷台にのせる便器を作ります。荷台にはフジミのガレージツールセットから色々な道具類を載せますが、それだけでは車の修理屋になってしまいます。町の便利屋が主人公のこのジオラマには生活臭のするモノを是非荷台に載せたいのですがそれが便器というわけです。このジオラマでは主役の車を演出する重要な小道具です。
まずエポキシパテで大まかな形を作りルーターで形を整えていきます。

●大体の形が出来たらサーフェーサーを吹き傷や形を修整しながらペーパーで磨きます。

●最後にホワイトサーフェーサーを吹き塗装はしませんでした。フタが取れるなどして古くなった便器を新品に交換して古い便器を回収しているという想定です。

●車も写真に真鍮線を埋めました。先端にホワイトの塗料を塗って地面に押しつけ印をつけます。その印の部分にピンバイスで穴を開け接着剤を塗って車を固定します。

●車とフィギュアを地面に接着固定します。接着剤はA剤とB剤を混ぜて使用するエポキシ系の接着剤を使いました。

●荷台に載せる小道具については端折ってしまいますがフジミのガレージツールセット、アリイの昭和の歳時記から木箱、車輪を一つずつ。ホウキは100円ショップのホウキを切って竹ひごに針金で結びました。ショベルは1/16のキューベルワーゲンのものに手を加えました。



●最後にピグメントを地面、フィギュアの足、車に塗り全体に統一感を持たせます。

●今回タイトルプレートは作らずこのシールのアルファベットを使ってタイトルを作ります。

●エアーブラシでゴールドを吹き付けクリアボンドで接着します。
まだ手を加えたい箇所が色々ありますが一応の完成にしておきます。クリックで拡大します。




この作品を作るきっかけになったコンペのページです。
ダーティーカーコンペ
このコンペを主催した住友たかひろ氏のサイト
週末模型親父の部屋
締め切り当日になってもまだ参加者の半分以上の方が完成していないのが気になるところですが、一言ダーティーカーと言ってもSF風あり、ラリーカーあり、草ヒロありと実に皆さん様々な作風で楽しんでいらっしゃいます。
なかなか完成させられないという方は一度こういったコンペに参加してみるもの良いかもしれません。
ランキングにエントリーしています。ポチっとお願いします。
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 模型