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チョー初心者のためのプラモ講座 カーモデルの制作
チョー初心者のためのプラモ講座
プラモデルの選び方、プラモデルの作り方、塗装のコツ

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まさき

Author:まさき
プラモデルサイト「ネコでも作れるプラモデル」の管理人。
車、戦車、カンプラなどジャンルを問わず作る「なんでも屋モデラー」です。ジオラマ作りも大好きです。

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ダーティーカーを作る4
このジオラマを作るきっかけとなったダーティーカーコンペですがこの記事を書いている9月30日が締め切りです。どうにか無事に完成する事ができました。

今回はジオラマベースの制作からフィギュア、小物を作り完成です。
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●ジオラマのベースとなる板ですが写真を撮り忘れいきなりこの状態です。東急ハンズで購入した木材にスプレーニスを吹き10ミリ厚のスタイロフォームを貼りました。木材はご覧の通りきれいに製材された板ではなく端材のような板でニスを塗るだけでいい味が出せそうです。

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●スタイロフォームには100円ショップで購入したコルクシートを貼りました。

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●ガスポンプと車両をセットしてレイアウトを確認しておきます。

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●コルクシートはアクリル塗料のフラットブラックで塗りました。

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●塗料が乾いたらマスキングテープで覆います。地面には以前使ったタミヤの情景テクスチャペイントが残っていたのでこれを使います。このテクスチャペイントは手軽に地面を作る事が出来ますが若干コストが高めです。

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●このテクスチャペイントは中にセラミックの粒子が入っているそうで、筆を使って塗るとその粒子のせいで筆が使い物にならなくなってしまいます。今回は使い古したスプーンを使って塗っています。

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●定規を使用してテクスチャペイントを平に伸ばしています。

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●テクスチャペイントを塗ってみましたがやはりこれは砂浜のような質感になりそうです。今回のジオラマの仕上がりイメージとはちょっと違います。テクスチャペイントを使った意味がなくなってしまいそうですがカラーパウダーのライトブラウンを上からふりかけました。

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●木工用ボンドを水で溶きカラーパウダーを湿らせ定着させます。

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●丸い木材をローラ代わりにして軽く表面を押さえてカラーパウダーを落ち着かせます。

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●ガスポンプは木工用ボンドで地面に接着します。

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●地面がまだ乾燥していない間に地面に押しつけ馴染ませます。

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●土だけでは味気ないので緑も欲しい所です。鉄道模型用の草を少し植えてみました。

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●どうやらこの草だけでは少し違和感を感じます。タミヤ情景テクスチャペイントの草が少し残っていたのでこれも使ってみます。

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●こんな感じに草を配置しました。

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●色がちょっと鮮やかな感じがするのでタミヤカラーアクリルのフィールドグレイを少し吹き付け鮮やかさを抑えます。

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●落ち着いた色の草になりました。

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●さて、この作品に登場するフィギュアですがイタレリのトラックアクセサリーの中にイメージにピッタリのフィギュアがありましたので使ってみます。

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●ご覧のような分割のパーツを組みたてますが出来上がりはなかなか良い感じのフィギュアです。

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●車のボンネットにヒジをつくポーズに合わせて修整しました。エポキシパテで整形します。

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●整形が出来たらサーフェーサーを吹き傷や合わせ目の確認をします。

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●タミヤカラーアクリルで服を塗り、肌はタミヤカラーエナメルのフラットフラッシュでベタ塗りします。

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●顔や服の暗い部分、顔の表情は油絵の具で描きました。

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●地面に固定する真鍮線を足に埋めました。

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●次は荷台にのせる便器を作ります。荷台にはフジミのガレージツールセットから色々な道具類を載せますが、それだけでは車の修理屋になってしまいます。町の便利屋が主人公のこのジオラマには生活臭のするモノを是非荷台に載せたいのですがそれが便器というわけです。このジオラマでは主役の車を演出する重要な小道具です。
まずエポキシパテで大まかな形を作りルーターで形を整えていきます。

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●大体の形が出来たらサーフェーサーを吹き傷や形を修整しながらペーパーで磨きます。

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●最後にホワイトサーフェーサーを吹き塗装はしませんでした。フタが取れるなどして古くなった便器を新品に交換して古い便器を回収しているという想定です。

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●車も写真に真鍮線を埋めました。先端にホワイトの塗料を塗って地面に押しつけ印をつけます。その印の部分にピンバイスで穴を開け接着剤を塗って車を固定します。

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●車とフィギュアを地面に接着固定します。接着剤はA剤とB剤を混ぜて使用するエポキシ系の接着剤を使いました。

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●荷台に載せる小道具については端折ってしまいますがフジミのガレージツールセット、アリイの昭和の歳時記から木箱、車輪を一つずつ。ホウキは100円ショップのホウキを切って竹ひごに針金で結びました。ショベルは1/16のキューベルワーゲンのものに手を加えました。

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●最後にピグメントを地面、フィギュアの足、車に塗り全体に統一感を持たせます。

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●今回タイトルプレートは作らずこのシールのアルファベットを使ってタイトルを作ります。

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●エアーブラシでゴールドを吹き付けクリアボンドで接着します。

まだ手を加えたい箇所が色々ありますが一応の完成にしておきます。クリックで拡大します。
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この作品を作るきっかけになったコンペのページです。
ダーティーカーコンペ

このコンペを主催した住友たかひろ氏のサイト
週末模型親父の部屋

締め切り当日になってもまだ参加者の半分以上の方が完成していないのが気になるところですが、一言ダーティーカーと言ってもSF風あり、ラリーカーあり、草ヒロありと実に皆さん様々な作風で楽しんでいらっしゃいます。
なかなか完成させられないという方は一度こういったコンペに参加してみるもの良いかもしれません。

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ダーティーカーを作る3
前回に続きポンプと車のウェザリングを進めます。
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●ガスポンプのノズルにはホースに取り付けるための突起が付いていますが、折れ易く強度が心配なので真鍮線を埋め込み穴を開けたホースに接着します。

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●メーターの透明カバーを接着する前にメーター部分を汚します。と言ってもこの部分は軽くウォッシングするだけにしておきます。

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●デカールを貼り乾燥後に軽くクリアーを吹きデカールをコートしました。

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●透明カバーの接着はクリアボンドを使用します。今回はクレオスの「美透明接着剤」を使用してみました。糸を引く事もなく粘度も適度で使い易い接着剤です。

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●厚み1ミリのプラバンを二枚重ねポンプ土台のコンクリート板を作りポンプを接着しました。青いポンプの透明カバーの接着を間違い天地が逆になっていますが後で修正します。

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●土台もウォッシングで汚します。

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●青いポンプのウェザリングです。退色して色っぽくなった色を再現するためエナメル系塗料か油絵の具のウルトラマリンと白を混ぜ色を作ります。

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●白っぽい青を薄く塗っていきます。一度に塗るのではなく薄塗りの塗料を何度か塗り重ね、段々白っぽい色にしていきます。

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●溶剤を少量を含ませた筆で境界をぼかします。色を塗って境界をぼかすという工程を数回繰り返し自然な色の退色を表現していきます。

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●赤い色のポンプも青ポンプに使った薄い青色の絵の具を使い退色してくすんだ赤色を表現しました。この後の車のウェザリングで解説する「チッピング」という技法を使い塗装の傷、錆を描き込みました。ガスポンプはこれで完成ではなくジオラマの地面とマッチするように後の工程でまだウェザリングを重ねていきます。

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●ここで車のウェザリングに移ります。ドアの文字が薄く退色した感じを出すためにボディ色を薄く吹きます。

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●細筆で文字に傷を描きました。

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●車のボディに多数の細かな傷を描き込む「チッピング」という工程に取りかかります。油絵の具のセビアとバーントシェンナ(エナメル系塗料も使えます)の2色と100円ショップで購入した目の粗いスポンジを使います。

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●スポンジで2色を混ぜ合わせながら余分な絵の具を紙に擦りつけます。


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●荷物の出し入れや走行の振動で細かな傷が付きそうな場所に絵の具がついたスポンジをトントンたたくようにして色を置いていきます。

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●こんな感じに荷台全体に傷が付きました。


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●油絵の具やエナメル系塗料で描いた傷は後で溶剤をしみ込ませた綿棒などで拭き取る事ができます。気に入らない部分は納得いくまで修正してみてください。

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●細い筆を使いちょっと大きめの傷を描き込んでいきます。こういった細かい描き込みは100円ショップで売っているような安価な筆ではなくウィンザーアンドニュートン社などの高級な筆を使った方が塗り易いです。

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●ボンネットや天板にも傷を描き込みますが間隔、大きさなどなるべく規則的にならないよう気をつけ人工的な不自然な傷にならないようにします。
このチッピングに関しても今回紹介した方法はあくまで数ある中の一つに過ぎません。自分は油絵の具を使いましたがエナメル塗料や水性アクリルやアクリル絵の具などあらゆる塗料、画材が使えます。自分なりのやり方を試してみるのも楽しいかと思います。

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●車体下部を中心にタミヤアクリルのバフをエアーブラシで軽く吹き砂埃を再現します。

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●ウィンドウガラスのワイパーの拭き取り跡を再現します。ワイパーの半径を計りサークルカッターでマスキングテープをカットします。

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●ワイパーの拭き取り範囲をカットしたテープで覆います。この部分にはラッカー系塗料のセールカラーを薄く吹きました。この透明部分はラッカー系に比べてアクリル塗料では塗膜が弱く傷が付き易いような気がします。


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●テープを剥がしました。ラッカー系塗料で塗ったとはいえこの部分は塗料の食いつきが悪くちょっと触っただけで剥がれる危険がありますので気をつけてください。


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●最後にレッドブラウンにブラックを少量混ぜた暗い色を一部に薄く吹きこれで車のウェザリングは一応の完成です。この後にジオラマの地面に設置してから地面の色など周囲とのマッチングを調整したいと思います。

この「ダーティカー」コンペは今月末が締め切りですので今月中には完成させなければいけません。多分月末ギリギリまで完成できないと思いますので次回は手を付け始めたスペースシャトルのキットの講座を間に一度はさみたいと思います。

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ダーティーカーを作る2
今回は塗装の済んだボディにウェザリング(経年劣化や天候や季節などによる汚れ)を施します。戦車や装甲車などのAFVと呼ばれるジャンルではウェザリングは一般的な塗装方法になっていますが、特に最近では海外モデラーの新しいウェザリングテクニックがどんどん雑誌で紹介されるようになり「カラーモジュレーション」「フィルタリング」「チッピング」と呼ばれる新しく手の込んだウェザリングテクニックが広まってきていますが、AFVならではの塗装法という事で戦車には関心がない他のジャンルのモデラーには馴染みがない塗装法だと思いますし、私を含めAFVを作るモデラーでも個々のテクニックについて完全に理解している方は多くはないと思います。
今回はそのAFVのウェザリングテクニックをカーモデルにも取り入れ「ダーティーカー」を作っていきますが、マニアックな特別な塗装法ではなく比較的シンプルで昔から行われているような定番のテクニック中心で仕上げたいと思います。

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●窓のフレームを塗りボディ塗装が終わりました。これからこのボディを汚していきます。

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●まず単色で塗ったボディ色に少し別の色味を加えたいと思います。油絵の具の白、茶、緑をランダムに点々と色を置いていきます。これは「ドッティング」とも呼ばれていますが比較的新しいテクニックの一つです。加える色味必ずこの3色というわけでなくボディ色によって色味や色数を使い分けてみてください。


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●エナメル溶剤やペトロールを含ませた筆で油絵の具を広げていきます。これはハッキリした色をのせるのではなく単色のボディ色になんとなく茶色い部分、白い部分、緑っぽい部分を作り日光や雨風に晒されて風化したボディ表面の色の表情を作ります。

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●撮影条件が違い色味が違ってしまいましたが「ドッティング」前、後の写真を並べました。


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●ドアパネルやボンネットなどに影をつけるスミ入れですが今回はタミヤの新製品「スミ入れ塗料」を使います。エナメル系塗料の一種ですがスミ入れ用に濃度が調整された塗料で使い易い塗料です。ブラック、グレー、ブラウンの3色がありスミ入れする場所のベースの色により使い分けができます。

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●蓋に細筆が付いておりドアのパネルラインでしたら十分に対応できます。

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●文字の部分にブラックをそのまま使うと色が強すぎるのでエナメル溶剤で薄めブラウンを少し混ぜて使いました。AFVのウェザリングではよく行われるウォッシング(このスミ入れ塗料のように溶剤で薄めたブラックなどの塗料をボデイ全体を洗うように塗っていく塗装法)にも使えますがやはり原液では色が濃すぎるので様子を見ながらエナメル溶剤で薄めたり、ブラウン、グレーを混ぜてみたりして調整してください。


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●今回ボディはウォッシングを行わずドッティングだけにしておきます。しかし運転席、シートは軽くウォッシングしました。

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●運転席の足元は逆に原液のブラック、ブラウンを流しサビ汚れを表現しました。

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●運転席はボディを被せてしまうので先にウェザリングまで完成させておきます。ドアの内側は筆で細かな傷を描き込む「チッピング」を施しました。この「チッピング」に関しては後日詳しく解説します。

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●今回はジオラマベースに車体を固定してしまうので見えなくなってしまうシャーシは細かく塗り分けせずに、レッドブラウン、ブラックでおおまかに塗装した上に砂汚れを再現するため薄くタミヤカラーアクリルのバフを吹いた程度の塗装にしました。

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●タイヤとホイールですが普通は部品を組み立て前に塗装しておきますが、部品の合わせが悪く内側を削ったり、接着したりと調整が必要だったため全部組んでから塗装しました。タイヤの白い部分だけエアーブラシで塗装してタイヤのゴム部分を含め全部筆塗りしました。

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●シャーシと荷台、ボディを合体させました。荷台はレッドブラウンを塗りしましたが荷物を沢山載せて見えなくなる部分が多いのでおおまかに筆塗りしました。

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●ここで気になるのは荷台とボディの高さの違いが出来てしまう事です。パッケージの完成写真を見るとほとんどボディの下部と荷台の下部のラインが揃っていますのでこれは修正が必要です。また写真をとり忘れてしまっていますが後部から見るとバンパーも左右の高さに差があり傾いてしまっています。どうやらシャーシがゆがんでいるようなのでシャーシそのものを修正する必要がありそうです。

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●後部のゆがみですがシャーシが下に下がりすぎているのでもうちょっと上の位置に押し込んで固定する必要があるようです。その時にバンパーがゆがまないように左右のバランスを見て調整します。シャーシから荷台の底のパーツにかけて貫通するようにピンバイスで穴を開け、穴よりちょっと太めの真鍮線を押し込みながら、左右のバランスがとれた所で瞬間接着剤でしっかりと固定して修正します。これは輸入キットの品質が悪いという問題ではなくどうやらこのキットを購入してからかなり年数が経っており箱を傾けて置いてあったなど保管方法が良くなかったため、一部のパーツが変形していたかもしれません。ただこういったトラブルがあってもちょっとした加工で修正する事ができると言う例としてこの記事に書いてみました。

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●位置が決まったら接着剤をすぐに硬化させるために瞬間硬化スプレーを使いました。

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●荷台の高さの調整はシャーシと荷台の間にプラバンをはさみ調整します。

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●これでシャーシと荷台、ボディの位置が修正できました。ウィンドウガラスを接着して車体がほぼ完成しました。

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●ガスポンプの工作も同時に進めていきます。まず車と同じく下塗りにレッドブラウンで塗装してこれからの塗装の手順も車とほとんど同様に進めますが、このポンプの一台はマスキングゾルを使い塗装剥がれを表現するウェザリングで塗ってみようと思います。

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●下塗り塗料がが乾いたらマスキングゾルを爪楊枝で塗ります。マスキングゾルは乾燥後ナイフでカットできるタイプとできないタイプの2種類ありますがこの場合はどちらでも使えます。塗装剥がれらしくあまり整った形にならないようにします。

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●マスキングゾルが完成したらまずポンプ側面の色であるシルバーで塗装します。


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●マスキングテープで各部分を塗り分けますがここでトラブルが発生です。

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●側面のシルバー塗装がマスキングテープで剥がれてしまいました。レジンキットでは製品をシリコン型から抜くために油の一種である離型剤が使われており事前にパーツ洗浄するなど注意が必要でしたが、ついいつものインジェクションキットのつもりで塗装を進めてしまいました。中性洗剤やクレンザーを使用したりレジンキット専用の離型剤落しも発売されていますが、このガスポンプのように平面中心のシンプルな形のものでしたら塗装前に1000番ほどのペーパで表面を磨いてやるだけでも表面の油分が取れて塗料の食いつきも良くなり良かったかもしれません。この剥がれた面の塗料を1000番のペーパーで削り落とし他の面をマスキングしてシルバーを再塗装しました。幸いこの時は他の塗装面が傷つく事なく無事に修正ができました。

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●デカール貼り、クリアコートにトップコート吹きと進めていきます。

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●最後にマスキングゾルを剥がします。

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●リアルな塗装剥がれができました。この後車とガスポンプのウェザリングを更に進めていきます。

次回に続きます。

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ダーティーカー(汚れた車)を作る
カーモデルと言えばまず最初に思い浮かべるのツヤツヤ、ピカピカのボディ塗装という方は多いのではないかと思います。美しい塗装仕上げのための工程にはクリア吹き、研ぎ出しといった作業がありますがミリタリー系モデラーの中にはそういった一連の工程を難しく感じたり面倒に思ってカーモデルを敬遠しているモデラーの方もいらっしゃるかもしれません。
そんな中「アーマモデリング」「モデルグラフィック」誌のライターでAFVモデラーの住友たかひろ氏のサイト「週末模型親父の部屋」でAFVモデラーが作るカーモデルのコンペ「ダーティカーコンペ」が開催され自分も参加させていただく事になりました。この「ダーティカーコンペ」ではツヤツヤ、ピカピカの仕上げは禁止で例えば泥や埃で汚れたラリーカー、放置されて朽ちている廃車や日常の生活で使い込まれた車といった「ダーティカー」をテーマとしたコンペです。
自分もそういったテーマの車には興味があり今まで下の写真のような作品を作ってきました。ボディ塗装にはあまり細かい神経を使う事なくカーモデル制作が楽しめます。

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今回はダーディーカーコンペの出品作品の塗装を中心にした制作過程を通じて、カーモデルを敬遠しがちなミリタリー系モデラー、そしてつや消し、汚れ塗装に縁がなかったカーモデラーに「ダーディーカー」という形でカーモデル制作を楽しんでいただく参考になるような記事にしたいと思います。

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●今回はキットの制作過程はスキップしていきなり塗装前のサーフェーサー吹き後の過程からです。車単品ではなくガソリンスタンドの一角を切り取ったジオラマ(ビィネット)として制作します。キットは米レベル社の1/25スケールの64年製シボレーピックアップで、仕上がりイメージとして砂漠の小さな街を巨大ミミズのような生物が襲うB級映画「トレーマーズ」で街の雑用をひきうける「よろず屋」の主人公達が乗っていたピックアップトラックをイメージしています。そのトラックは荷台に道具や荷物を満載して砂漠の街で長年使われた味のある汚れ具合が忘れられません。映画同様この車も修理、雑用をなんでもひきうける「よろず屋」の車として荷台には色々な物をゴチャゴチャ載せてみたいと思っています。

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●スタンドのガスポンプとしてDoozy!modelworksのレジンキットを購入しました。このDoozy!の奥川泰弘氏はこのダーティーカーが登場するジオラマ作品の第一人者でご自身のブログでも素晴らしい作品の数々とその作品の制作過程が紹介されていますのでぜひご覧ください。

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●ご自身の作品に登場するジオラマ小物をキット化した製品です。

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●ポンプ本体はインジェクションと呼ばれる普通のプラモデルキットと違いレジンという樹脂を型に流し込んだ成型品です。接着はプラモデル用接着剤ではなく瞬間接着剤を使いますが塗装は普通のプラモデル用塗料が使えます。

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●ボディ、シャーシの塗装の前に下塗りとしてクレオスのレッドブラウンの缶スプレーでくまなく塗装しました。今回ボディ色は明るい色で塗装します。ダーティーカーの場合ボディ色は鮮やかな発色よりも少しくすんだ状態にしたいので暗い色を下塗り色として選びました。

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●ボディ色はクレオスのラッカー系塗料エアスペリオリティーブルーをそのまま使います。

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●ボディの塗装を終え屋根はフラットホワイトで塗装しました。

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●「よろず屋」の車として分かるように車のドアに文字を入れてみます。家庭用インクジェットプリンターでデカールが作れる用紙を使い自作のデカールを制作します。

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●JACK OF ALL TRADESの文字をパソコンで組んでみます。何でも屋 よろず屋という意味だそうですがこの文字をAdobe Illustratorを使いレイアウトしました。このAdobe Illustratorは自分にとっては大切な商売道具ですが高価なプロ用のソフトで趣味で使う程度では購入はお勧めできません。文字のレイアウトだけでしたらフリーソフトで使えるものが色々あるかと思いますので探してみてください。

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●A4サイズをそのまま使ってはもったいないのでハガキサイズに切って使用しました。プリント後しばらくしてから水で文字が滲まないようにクレオスの缶スプレーのクリアーをひと吹きしてデカールの表面をクリアーコートしました。

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●クリアーが乾燥したら普通の水転写デカールと同じようにしてドアに貼りました。

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●一日ほど置いてデカールが乾燥したら荷台も含みボディ全体に同じくクリアーを吹きます。なるべくデカールをクリアコートして段差を無くし違和感を抑えたいと思います。

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●クリアーを2度ほど吹き重ねてよく乾燥させてからデカールとボディの段差がなるべく少なくなるようペーパーで整えます。

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●その後もう一度クリアー吹きクリアコート完了です。そして仕上げとしてツヤ消しトップコートを吹きツヤを整えボディ色の塗装終了です。

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●窓わくを塗り分け次回からウェザリングにとりかかります。
次回に続きます。


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カルソニックIMPUL GT-Rの制作5
今回はクリアーコートしたボディを研ぎ出しをして完成まで持っていきます。ただクリアーコートがうまくいって自分がもし「これでもう十分きれいじゃないか」と感じたら無理に研ぎ出しをする必要はないかと思います。なにもかもマニュアルのとうりに制作するのではなく自分の満足できた時点で良しとするのもプラモデル作りを長く楽しむコツこもしれません。
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●前回のクリアーコートでクリアーの中にデカールを閉じ込めました。デカールの段差がほとんどなくなり空気から遮断されるのでデカールの劣化もある程度防ぐことになります。

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●研ぎだしにはコンパウンドという模型用研磨剤を使います。コンパウンドには粗研ぎ用の粗目、細目、仕上げ用と種類がありますが、「予算がちょっと」という方は細目だけを用意していただけば結構です。必ず3種類使わなければきれいに仕上げできないというものではありません。現在は効率よく作業を進めるため色々な種類のコンパウンドが販売されていますが、一種類のコンパウンドしか無かった時代でも美しい光沢塗装を究める方はたくさんいらっしゃいました。

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●研ぎ出しの最初は1200から1500番くらいの目の細かいペーパーで表面を整えます。

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●こんな風に傷だらけになりましたが、今度はコンパウンドで磨いていきます。

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●100円ショップで売っている眼鏡拭き用のシリコンクロスにコンパウンドを少量つけて磨きます。

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●コンパウンドでの磨きを繰り返しツヤを出していきます。ただ研ぎ出しする場所はある程度の広さのある面だけで十分効果があると思います。エアーインテーク付近の複雑な形状の部分や角の部分を磨き過ぎると塗装を剥がしてしまう危険性が高いです。あまりがんばり過ぎない程度にしてください。

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フロントウィンドウは裏側から塗り分ける必要がありますがキットにはマスキング用のシールが用意してあり大変助かります。ただこの塗り分けはエアーブラシ使用を想定しています。缶スプレーや筆塗りではなかなか難しいと思います。

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●フロントウィンドウはデカールを貼った部分のみクリアーを吹き付けました。

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●研ぎ出しの済んだボディに部品を取り付けていきます。この部分の接着ではボディを汚さないようにほとんどプラモデル用接着剤を使わず、クリアボンドと瞬間接着剤を使い分けました。

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●コクピットを組み終えたシャーシをボディを合体させるとほとんど完成です。

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●最後の最後にまた失敗です。インレットマークを破損し欠けた部分が無くなってしまいました。どうやら2度目の部品請求になりそうです。今回のキットは高くつきました。
とりあえず完成写真を撮影しましたが請求部品が届きマークを貼ってからまた写真を撮り直し、ホームページにもアップしたいと思います。詳細な写真はもう少しお待ちください。

7月17日更新 インレットマークを取り寄せて完成しました。
大きな画像はホームページでご覧ください。
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次回は飛行機の制作です。古いキットですがタミヤ1/48のF15Jを制作してみたいと思います。

カルソニックIMPUL GT-Rの制作1
カルソニックIMPUL GT-Rの制作2
カルソニックIMPUL GT-Rの制作3
カルソニックIMPUL GT-Rの制作4

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