
●昭和30年代生まれの自分としてはやはり飛行機のプラモデルと言うと「ゼロ戦」が真っ先に思い浮かびます。ぜひこのブログでも取り上げておかないと思っていましたが、今年になっていままでのタミヤの技術を詰め込んだ零戦の傑作キットが発売されたので今回このキットを制作してみようと思います。

●計器板に取り付けるH7、H8の部品は説明書の塗装図のどれを選択するかによって取り付ける部品を選ぶようになっていますので、最初から作る機種を決めておかなければいけません。今回は迷彩模様の零戦としてよく写真が紹介され、またボックスアートにも描かれている第251海軍航空隊所属機を作ってみたいと思います。


●コクピットの工作から進めていきますが特に組み立てについては問題なく進められると思いますが、細かい部品が多いので紛失には注意してください。床の小さな窓にはマスキングゾルを使いマスキングをしますが、最近はガイアカラーのゾルを使っています。普通のゾルは一度使うと筆がダメになってしまいますが、このゾルは水で筆についたゾルをきれいに流し落とせるので使い易い面相筆が躊躇なく使えます。

●エンジンはそのまま組み込んでも良いですがエンジンから伸びるコードを追加する工作はよく行われています。正面からから見るとカウルの間からエンジンの正面部分見えますので細いコードを追加することでより精密に見えるわけです。それほど難しい工作ではないので余裕がある方は挑戦してみてはいかがでしょう。

●上の写真に写っている資料(文林堂 世界の傑作機No.9 零式艦上戦闘機22-63型)のエンジンイラストからコードが出ている場所を割り出しこんな物を作りました。中心の丸い部分を切り抜きそこからエンジン先端のリング部分を出してやり細い線の部分に側面からピンバイスで穴を空けてやります。

●これは実物大の画像ですので追加工作をしてみたいという方はプリントアウトして穴を空け用のガイドに使ってください。




●エンジンに穴を開けダイソーで買った0,2ミリの銅線を使ってコードを追加します。見えるのは前面の一部だけですのでエンジンの後ろに回っているコードはどこにもつながずそのままにしてあります。

●塗装するとこうなります。コードはシルバーにレッドブラウンを混ぜて塗りました。

●コックピット部分の組み立てが済んだら機体を組む前に塗装をします。タミヤカラーアクリルのXF-71コックピット色日本海軍を使いました。

●もちろん組み立て前にデカールも貼ります。計器用のデカールは小さいので水につけるとすぐ台紙から浮いてきますので今貼る分だけを水につけてください。

●計器板にデカールを馴染ませるにはマークセッター、やマークフィトなどのデカール軟化剤を使用しますが、小さいデカールですので多くつけ過ぎると溶けてしまう事があります。ほんの少量づつつけて様子を見ながら馴染ませてください。


●エナメル溶剤にフラットブラックを混ぜてスミ入れします。フットベダル周辺は鉛筆でこすって塗装の剥がれを表現してあります。
次回に続きます。
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