
●今回使用するキットです。アマゾンでの販売価格を見ても5000円近い値段ですのでこれは子供にとってはかなりの金額だと思います。キット購入にはお父さんの協力が必要かもしれません(笑)。その分ジオラマの材料にはあまりお金が掛からず子供のおこずかいでも買えそうな物を選んでみたいと思います。

●今回のジオラマは以前観た映画「ジェラシックパーク」に巨大なブラキオサウルスが木の葉を食べるシーンがあり、いつかこういうシーンをジオラマで作ってみたいと思っていましたのでそれを実現したいと思います。

●キット自体もこのタミヤの恐竜世界シリーズ最大の大きさです。しかし部品数は少なく組み立ては特に複雑で難しい部分はありません。組み立てるだけでしたらあっという間に組み上がってしまうと思います。

●ただ一個一個の部品が大きく重さもありますので部品を切り離す時は注意してください。持ち上げたまま切り離していると重みで部品が落下してゲートと呼ばれるランナー(部品がついている枠)と部品をつないでいる部分がちぎれて部品を傷つけてしまうことがあります。切り離す時は部品の重さがかからないように置いたままにして部品ぎりぎりでカットせずに少しゲートを残し後で処理したほうが安心です。

●接着も接着剤を付ける範囲が広いので、ドロドロタイプの普通の接着剤だとフタに付いている刷毛で塗っていると先に塗った部分が乾いていってしまうということがあります。できればサラサラタイプの流し込みタイプも接着剤と併用して足の付け根の接着面が広い部分はドロドロタイプ、胴体の距離が長い部分はマスキングテープで仮組みしてサラサラタイプを流し込など使い分けると便利です。

●さてジオラマベースの制作に取りかかります。キットにはプラ製のジオラマベースが付属していますが、今回は木を配置するために長さの延長が必要です。しかし恐竜が食べる木の大きさを決めておかないとベースの大きさも決める事ができません。ちょうど何かに使えると思って取っておいた木の枝がありましたのでこれを目安に大きさを決めることにします。

●枝振りもちょうどよく幹の長さを延長してやればそのまま木として使えそうですが、今回これを使ってしまったら木の作り方を説明することができませんので大きさを決めるだけにしておきます。しかし実際に自然の木の枝や根をジオラマ用の樹木として使う事はよくある事です。自然が豊なところに住んでみえる方でこういったものが簡単に手に入る方でしたら、本物を使ってみるもの良い方法です。

●木と恐竜の距離を考えてジオラマの台の長さは41センチほどに決まりました。台には何を使おうかダイソー店内を物色していたところ木材の売場でこんな板を見つけました。


●耳付き板という商品名の板ですが木の皮がそのまま残っており恐竜ジオラマには雰囲気が合いそうです。ただ一枚だけではサイズが小さすぎるので複数枚組み合わせることにして4枚購入しました。東急ハンズなどでこのサイズの立派な飾り板など購入すると2000円以上しますので400円ならかなりのお値打ちです。

●木の皮の雰囲気の良い場所を選んで形が自然に繋がるように4枚買った内から3枚を選んで組み合わせる事にして、のこぎりで切って繋げることにしました。ただこれはダイソーで売っている100円の板を使って作るのでこんな面倒な事をやっていますが、「家は材木屋だ」とか「こんな板だったら近所のホームセンターで安く手に入る」などという方はもちろんこんな面倒をしなくても一枚板を使ってください。

●断面に接着剤をつけただけでは十分な強度を得られません。ちょうど手頃な大きさの5ミリ厚のシナ合板が家にありましたのでたっぷり木工用ボンドを塗って裏打ちします。ダイソーの木の板は水分に弱いようでちょっとの水分で反ってしまいますので板の反り予防にもなります。このシナ合板は東急ハンズで買ったものですが450×300ミリの大きさで300円ほどで購入できます。ボンドが乾燥するまで耳付き板が反らないように重たいもので重しをして合板に密着するようにしてください。

●これまたダイソーで買った木工用パテですき間を埋めます。

●キットのジオラマベースで足りない地形はこのスタイロフォームで延長します。スタイロフォームは建築の断熱材に使われるものですが発砲スチロールを少し固くして強度を増したような材料です。これはダイソーでは売っていないようですが、ダイソーで買える物でしたら発砲スチロールで代用できます。

●キットのジオラマベースの正面(厚みがある方)の壁をカットします。


●空洞だと強度が得られませんので裏側にもスタイロフォームを敷き詰めます。自分の場合完成した作品はほとんどオークションで売却してしまいますので、落札した方までの輸送することを考えて土台となる部分の強度が増すよう制作していますが、自宅で楽しむだけでしたら発砲スチロールでも十分かと思います。ただ背が大変高い恐竜が乗りますのでしっかりと固定できるよう注意する必要があります。

●地形の延長部分が出来ました。この部分に木を植えるわけです。
次回に続きます。
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