第一回目はカーモデルです。やはり車は私達の生活の中で一番身近かな乗り物で模型としても関心のある方が多いのではないかと思います。もし自分の愛車が模型化されていたり憧れの車が模型化されていたら作ってみたいものです。

●制作するモデルはこれにします。フジミの1/24スケール「NEWミニクーパー フラッグルーフ」です。たまたま家にあったキットですが部品数は少なめで透明部品に気をつければ組み立てはそれほど難しい箇所はないかと思います。しかしボディの塗装、スポイラーの塗り分け、大きなデカール貼りとそれなりに勉強になるポイントは多いと思います。
「キットの選び方」の項目で書きましたがカーモデルは塗装前の下地処理と塗装が仕上がりに大きく影響します。今回は手軽な缶スプレーを使ってピカピカの美しいボディ塗装を目指してみたいと思います。

●まず最初にフロント、リア、サイドのスポイラーをボディと一緒に塗装するために取り付け接着しておきます。説明書ではシャーシから組み立てるよう解説してありますがボディの塗装にはサフェーサー、塗料、クリアと何層も吹き付け、乾燥の時間もかかりますのでその間にシャーシを作ろうかと思っています。

●ライトの上の膨らんだ部分にパーティングラインと呼ばれる製品の成型時に出来るラインが見られます。このラインは実物にはありませんのでペーパーで削り取ります。
キットによっては他の箇所にも目立つパーティングラインがある場所がありますので注意してください。

●600番のペーパーで削り、1000番で仕上げました。ペーパーは小さく折り畳み削る場所の面積は小さくなるようにしました。

●こんな風に削りました。あまりパーティングラインがある場所だけを削るとその部分が平たくなってしまうので、カーブに沿って丸く削ってください。同時にスポイラーのゲート(切り離した跡)もペーパーできれいにします。

●ルーフもランナーから切り離しゲートを整形します。

●ボディとルーフを台所用の中性洗剤で洗浄します。
プラモデルは金型にプラスチックを流し込み作られますが、その時に金型に塗る「剥離剤」という油がキット表面に残ることがあります。
この油が塗装時に塗料を弾いたりしてトラブルの原因になることがあり人によっては制作前に必ずランナーについた部品ごと洗う方もいらっしゃいます。しかし自分の感想では最近の国産のキットではあまりこの「剥離剤」に悩まされることもなく、それよりもランナーごと部品を洗う場合に起こる細かい部品の破損のほうが怖いです。というわけで自分はあまりキットを洗うということはしませんが、今回のように塗装が勝負のカーモデルを作る場合は念のためボディだけを洗浄しています。
洗浄が済んだらタオルなどで水分を拭き取り十分乾燥させます。
次回からはサフェーサー吹き、ボディの塗装にとりかかります。
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