プラモを作るために必要なモノ
今回はエアーブラシの使い方の解説です。
ハンドピースの基本的な扱いは特に難しいものではなくカップに塗料を入れてボタンを押せば塗装が噴射できるのですが初心者の方がまず最初に戸惑うのは吹き付けに適正な塗料の濃度ではないかと思います。特にラッカー系塗料については塗料瓶からそのままハンドピースに入れて吹いてみると、「なにかボロボロと荒い粒子の塗料が出てきて細いクモの糸の固まりのようなものが模型に付いてしまった。」という体験をした方も少なくないと思います。(自分がそうでした。) ラッカー系塗料に関しては「こんなに薄めてだいじょうぶか?」と思うほど溶剤で薄めてちょうど良いくらいです。ちょうど目盛りのついた塗料瓶があったので順を追って写真説明していきます。まずその前にハンドピースの持ち方を紹介しましょう。

●人差し指でボタンを押す一般的な持ち方です。

●親指でボタンを押す持ち方です。広い面積を長時間吹く時などの持ち方です。

●さて、塗料の濃度についての検証です。まずクレオスのラッカー系塗料「Mr.カラー」の原液を10の目盛りの所まで入れてみます。

●この原液をハンドピースに入れてそのまま吹いてみるとボロボロの荒い粒子が飛び散り、塗膜も荒く汚いです。このまま吹き続けると先に書いたようにクモの糸が出てきます。

●塗料の半分の溶剤を加えてよく撹拌して吹き比べてみます。

●右の原液に比べるとまだましですが粒子は荒いです。

●塗料と同量の溶剤を加えてよく撹拌して吹き比べてみます。

●適正な濃度になりました。ぼかしの部分はきれいなグラデーションになっています。少なくとも塗料と同量の溶剤で薄める必要があるようです。

●水性アクリル塗料でも吹き比べてみました。右がクレオス、左がタミヤの塗料ですがこちらは原液のままでもきれいに吹けました。

●吹き終わってからのハンドピースの洗浄ですが、まずカップに溶剤を少し入れて画材店で売っている専用の筆や100円ショップの毛足の短い豚毛の筆を使いカップのふちをきれいにします。

●カップに溶剤を入れ、ロズルの口を指で押さえてブクブクうがいをさせます。飛び散って服や周りを汚さないようあまり溶剤を入れすぎず、エアーも出しすぎないように十分気をつけてください。

●さっきより溶剤を多めに入れ雑巾やボロ布などに吹き付けて中に残った塗料を追い出します。溶剤に色が付かなくなるまで繰り返してください。写真のようなクリーナーボトルがあると溶剤の霧が部屋に広がるのを防げます。

●ニードルも結構、塗料が付いて汚くなりますので取り出してきれいにしてください。先端を曲げてしまわないよう取り扱いに注意してください。

●時々は分解してハンドピースの内部を溶剤を含ませた綿棒など使いきれいにしてください。内部が汚れるとエアーが出にくくなったりボタンが押した状態のまま戻らなくなったりします。

●次回からはこのキットを使い実践的なキット制作、エアーブラシ塗装を解説していきたいと思います。
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