
昨年は自動車のボディ全体をアニメキャラクターであしらった「痛車」と呼ばれるプラモデルが大ヒットしました。そして昨年後半には車に続き「痛飛行機」とも言えるハセガワのアイドルマスターシリーズが発売になり、発売になるなり即完売という近年の売り上げが低迷していた飛行機モデルには珍しい現象が起きました。
ゲームを全くやらない自分にとっては、このアイドルマスターとなんのことかさっぱりわかりませんでしたがXbox360用のフライトシュミレーションゲーム「エースコンバット6開放への戦火」のダウンロードコンテンツ用のスペシャルカラー機体だそうで、全く架空の機体ではなくゲームの世界では実機がちゃんと存在しているわけです。
「痛車」の時はスルーしてしまいましたが戦闘機とキャラクターの組み合わせはちょっと興味をそそられました。そしてモデルグラフィクス2010年1月号では「アイマス機」の特集と付録にはオリジナルのアイマス機が作れるデカール付きということで、これを機会にこのブログで取り上げながらこのジャンルの模型の制作に挑戦してみたいと思いました。そしてこの号はデカールの失敗に備えてもう一冊購入して備えたわけです。

●これが付録のデカールです。このアイマス機の最大の見せ場ですがそれだけに慎重に作業する必要があります。

●ベースとなる飛行機のキットがこれです。ハセガワ1/72F-16CJ(ブロック50)ファイティングファルコン。価格も1260円、大きさも部品数も手頃で飛行機模型の入門用キットとしてもお勧めですが、普通のスケールモデルキットですのでそのその組み立て塗装技術が必要となります。ガンプラのように接着剤いらず、塗装しなくてもそれなりにというわけにはいきません。本誌にはこの飛行機モデルの組み立てについて各工程ごとに詳細に掲載されていますので、お持ちの方は是非じっくり読んでください。このように本に詳細な説明があるので本ブログで取り上げるのもとうかとは思いましたが、この記事を書いている時点で入手できる1/72のアイマス機がこれだけということと、工程もこの記事とはちょっと違った順番に作る箇所もありますので、そういうやり方もあるという事を知っていただくのも良いかと思いこの記事としてみました。

●このキットに続き1/48スケールのF-22Aラプター 天海春香も取り上げようと購入してみましたが内容を見るととてもチョー初心者が気軽に作れるようなキットではなさそうです。しかしこれもなんとか分かりやすく当ブログで解説できるよう挑戦してみたいと思います。

●さて組み立ては説明書に従いコクピットから進めていきます。

●コクピット内部の塗装は先に済ませてから胴体を接着します。

●接着はタミヤの流し込みタイプの接着剤を使用しています。胴体の上下を接着したら乾くまでマスキングテープやセロテープで固定しておきましょう。

●翼の接着面はすき間ができないように段差を無くします。削るのに使用しているヤスリは100円ショップで売っていた爪の手入れ用具です。あまり同じ場所だけ削っているとかえって大きなすき間になりますので平均的に削ってください。

●主翼の端にG1部品を取り付けるため、最初から付いているランチャーをカッターで切り取ります。

●機体を作っている間に武装を組み立てておきます。合わせ目はいつものナイフのカンナ削りで消していきます。やり方がわからない方はこちらのページに画像がありますので参考にしてください。

●紙ヤスリを小さく折ってあまり広い部分を削らないようにしてカンナ跡を整えます。400番で荒削り、800番か1000番で仕上げてください。誌面では電動ヤスリが紹介されていますがもちろん手作業でもきれいに仕上がります。

●消えた凸ラインは誌面でも説明されていますがナイフの刃を少し斜めに押し当て溝の片側が盛り上げるようにして再生させます。

●主要な部品を取り付けました。誌面では尾翼、水平尾翼は塗装後に取り付けていますが自分はこの段階で胴体に接着しています。

●裏面はこんな感じです。次回塗装に取りかかります。
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